《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

奈良探索2「五十円の五重塔4」

2013年06月07日 | Weblog

「焼却を止めたのは、奈良の土木請負業・尾田利吉翁。瓦師・又一翁と半六、かねまの興福寺ご出入の作事方の四天王だった」とある。尾田利吉はいま、奈良の神社仏閣の修復などをされている「尾田組」だったという話もあるが定かではない。


奈良探索2「五十円の五重塔2」

2013年06月05日 | Weblog

日本屈指の名塔が、明治初年、廃仏毀釈令によりただの「五十円」で売れたという事実がある。買い手の目的は九輪の銅だった。塔を壊して銅を取ろうとしたが、費用倒れで引き合わないことに気づく。それでは燃やして金物を拾うことにしたが、危険だと苦情が出て破談になった。明治40年代に聞いた話で50円だとか35円だとか、また75円にのぼったりもして、いずれにしても嘘のように安い。