いくら憎んでいても離れてしまうと心のどこかで美化する傾向がある。人でも国でも。しかしその美化されたものは幻であり真実はいつも冷たい。
楽しかったことを思い出してもそれはそうあってほしいと望む気持ちがつくり出した幻想であり、真実はそれほど楽しいものではなかったりする。
2畳の広さに人がすんでいる。しかも一人ではない。夫婦で、兄弟で、親子で2畳に住んでいる。仕事は不安定ですぐ首になる。いきおいサラ金(韓国語では私債)に頼ることになる。電球一個の暗い部屋。隣の声は筒抜けで覗くことも簡単にできる。部屋の片隅でカセットコンロで料理する。
韓国も意地を張らないでほしいな。まず格差社会をなんとかしろ。でないと助ける気も起らない。そして日本に頭を下げろ。99%は飢餓線上の人々だ。
貧乏人同士いがみ合って生きている。遊びに行っても大金をもってはいけない。飛んで火に入る夏の虫になる。夏になると子供はそとで服を着ないで真っ裸で遊んでいる。男の子も女の子も立ち小便はおろか大便までする。
僕はここで封を切ったたばこを盗られた記憶がある。食べかけのパン、飲みかけのジュース。昼寝から覚めると消えていることが多い。その昼寝から覚めさせたのはたいてい喧嘩だ。カネがもつれたサラ金がらみのトラブルだ。
まるで昭和20年代の日本だ。
これでもかとたたみかけてくる不幸への絶叫だった。絶望は絶望を呼び不幸は不幸を招き寄せる。働いて張り合いのあるカネを稼げば従順な社会人であったろうに。社会の階段は一度落ちると二度と登れなくなっているんだ。
ソウルの99%を占める貧民街で足の引っ張り合いから抜け出したものはいない。金持ちはずっと昔から金持ちでずっと未来も金持ちなんだ。貧乏人もまたそうだ。
幾重にも重なる尾根を埋め尽くし地平線まで連なるトタンの連続に気が滅入る。そのトタンの下に一千万のひとが住む。深海魚のようにチャンスを狙いじっとよい知らせの来ることを待つ。そしてその福音は来ない。
韓流狂いこそ見るべき真のソウルだった。
楽しかったことを思い出してもそれはそうあってほしいと望む気持ちがつくり出した幻想であり、真実はそれほど楽しいものではなかったりする。
2畳の広さに人がすんでいる。しかも一人ではない。夫婦で、兄弟で、親子で2畳に住んでいる。仕事は不安定ですぐ首になる。いきおいサラ金(韓国語では私債)に頼ることになる。電球一個の暗い部屋。隣の声は筒抜けで覗くことも簡単にできる。部屋の片隅でカセットコンロで料理する。
韓国も意地を張らないでほしいな。まず格差社会をなんとかしろ。でないと助ける気も起らない。そして日本に頭を下げろ。99%は飢餓線上の人々だ。
貧乏人同士いがみ合って生きている。遊びに行っても大金をもってはいけない。飛んで火に入る夏の虫になる。夏になると子供はそとで服を着ないで真っ裸で遊んでいる。男の子も女の子も立ち小便はおろか大便までする。
僕はここで封を切ったたばこを盗られた記憶がある。食べかけのパン、飲みかけのジュース。昼寝から覚めると消えていることが多い。その昼寝から覚めさせたのはたいてい喧嘩だ。カネがもつれたサラ金がらみのトラブルだ。
まるで昭和20年代の日本だ。
これでもかとたたみかけてくる不幸への絶叫だった。絶望は絶望を呼び不幸は不幸を招き寄せる。働いて張り合いのあるカネを稼げば従順な社会人であったろうに。社会の階段は一度落ちると二度と登れなくなっているんだ。
ソウルの99%を占める貧民街で足の引っ張り合いから抜け出したものはいない。金持ちはずっと昔から金持ちでずっと未来も金持ちなんだ。貧乏人もまたそうだ。
幾重にも重なる尾根を埋め尽くし地平線まで連なるトタンの連続に気が滅入る。そのトタンの下に一千万のひとが住む。深海魚のようにチャンスを狙いじっとよい知らせの来ることを待つ。そしてその福音は来ない。
韓流狂いこそ見るべき真のソウルだった。
Posted at 2011/12/03 13:07:46