けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「勝手にふるえてろ」「かわいそうだね?」(綿矢りさ著)

2014-11-04 18:00:00 | 書籍(コミック)
綿矢りささんの小説を続けて、2冊読んだ。

ひとつが「勝手にふるえてろ」。



26歳OL・江藤良香が中学時代の片思いの初恋相手と
好きではないが自分を好きになってくれる会社の同僚との間で
揺れ動くというもの。

本作のなかで、主人公・良香が次のことを言う。
「世の中で強いのは、悪いやつ。悪いやつらは失うものがない。
 その一方、真面目なやつは、今の生活や社会的な地位など
 守りたいものがたくさんあるから、弱い。」

同感である。失うものがないものほど怖いものはない。

ただ、作品を通して良香の気持ちは全く理解できなかった。

もうひとつが「かわいそうだね?」。



28歳百貨店勤務の樹理恵は、隆大との交際も順調、
仕事も順調で幸せな日々を送っていた。
そんな時、無職で家賃が払えなくなった、
隆大の元彼女・アキヨが彼の自宅に居候することに。

樹理恵の我慢する気持ちは分かるものの、
隆大のやっていることは全く持って理解不能。

綿矢さんの作品は人気があるので、試しに読んでみたが、
理解ができないということが分かった。



やはり一回り以上の歳の差は大きいということだろうか。
コメント
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