来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」を前に、
古川薫さんの「花冠の志士 小説 久坂玄瑞」を読んだ。

久坂玄瑞といえば、かなり急進的な攘夷論者で、
禁門(蛤御門)の変で自刃した松下村塾の出身者。
その程度の知識であった。
そして、その玄瑞は、
大河ドラマの主役・杉文(吉田松陰の妹)の最初の夫。

本作を読んで、長身で美男子で、
美声で詩歌の才があったことを知った。
また、歴史番組などで目にする玄瑞の肖像画は、
実は息子の秀次郎をモデルにした肖像画であり、
本人のものではないということも(本人のものはないらしい)。

玄瑞は17歳で文と結婚、25歳という若さで逝去。
結婚後、少しの間だけ一緒に暮らすが、
攘夷運動やらで殆ど一緒におらず、
手紙も20通程度あるだけである。
結婚自体も師匠である松陰に頼まれてのもの。
また、息子・秀次郎は文との子ではなく、
京都島原桔梗屋の芸妓・辰路(井筒タツ)との子といわれている。
文は玄瑞のことを慕っていたようであるが、
寂しい結婚生活であったように思う。
玄瑞の死後、姉・寿も亡くなり、
その夫・小田村伊之助(後の楫取素彦)に嫁ぐが、
その後のことは殆ど知らない。

幸せに暮らしていてほしいと思うが、
続きは大河ドラマを楽しみにしたい。
古川薫さんの「花冠の志士 小説 久坂玄瑞」を読んだ。

久坂玄瑞といえば、かなり急進的な攘夷論者で、
禁門(蛤御門)の変で自刃した松下村塾の出身者。
その程度の知識であった。
そして、その玄瑞は、
大河ドラマの主役・杉文(吉田松陰の妹)の最初の夫。

本作を読んで、長身で美男子で、
美声で詩歌の才があったことを知った。
また、歴史番組などで目にする玄瑞の肖像画は、
実は息子の秀次郎をモデルにした肖像画であり、
本人のものではないということも(本人のものはないらしい)。

玄瑞は17歳で文と結婚、25歳という若さで逝去。
結婚後、少しの間だけ一緒に暮らすが、
攘夷運動やらで殆ど一緒におらず、
手紙も20通程度あるだけである。
結婚自体も師匠である松陰に頼まれてのもの。
また、息子・秀次郎は文との子ではなく、
京都島原桔梗屋の芸妓・辰路(井筒タツ)との子といわれている。
文は玄瑞のことを慕っていたようであるが、
寂しい結婚生活であったように思う。
玄瑞の死後、姉・寿も亡くなり、
その夫・小田村伊之助(後の楫取素彦)に嫁ぐが、
その後のことは殆ど知らない。

幸せに暮らしていてほしいと思うが、
続きは大河ドラマを楽しみにしたい。
