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けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「君の膵臓が食べたい」(住野よる著)

2016-08-18 18:00:00 | 書籍(小説)
住野よるさんの小説「君の膵臓が食べたい」を読んだ。
(若い人は「キミスイ」と略すそうだ)



本作品は今年の本屋大賞第2位。
直前に読んだ「羊と鋼の森」(宮下奈都著)は同賞の第1位と、
本屋大賞受賞作品が続いた。

本作品は、住野さんのデビュー作。“住野よる”はペンネーム。
大阪在住ということくらいで、
年齢も分からず、素性はほとんど知られていない。
パピコ(アイス)が好きらしい。

臓に病を抱え、余命幾ばくとない山内桜良(さくら)と
偶然、桜良病気のことを知ってしまうクラスメイトの●●くんとの物語で、
「セカチュー」を超えるとも言われる作品とも言われている。

なお、●●くんの本当の名前は最後の方で判明するが、
作中の大半は、【秘密を知っているクラスメイト】くんであったり、
【仲良し】くんであったりする。

「生きるってのはね。きっと誰かと心を通わせること。」
「誰かを認める、誰かを好きになる、誰かを嫌いになる、
 誰かと一緒にいて楽しい、(中略)
 そういう人と私の関係が、他の人じゃない、
 私が生きているってことだと思う。(中略)
 だから人が生きていることには意味があるんだよ。
 自分で選んで、君も私も、今ここで生きているみたいに。」
と、桜良が言っている。

今時ではない高校生の純粋で清々しい綺麗な話だと思う。
文庫本になったら、再読してみるつもりである。
コメント
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