柚木裕子さんの小説「慈雨 」を読んだ。
柚木さんも、
瀬尾まいこさんや大崎梢さん同様、
最近好きな作家さんである。
ただ、柚木さんの作品は重たいので、
元気のあるときではないと読めないかな。
本作は、定年退職し、
妻と共に四国遍路の旅に出たある刑事の話。
旅の途中、16年前に自らが捜査した事件に
酷似した少女誘拐事件が発生したことを知る。
過去の事件への悔恨、
次第に明らかになる事件の真相、
そして、警察組織のメンツ(よくある話)。
あとは作品で。
「ものは用を満たせば、それで良いというものではない。
同じものなら楽しい気分になる方が良い。」
「何かを得るためには、必ず代償を伴う。」
「人生は天気と同じ。
晴れるときもあれば、ひどい嵐の時もある。
ずっと晴れていても人生は良くならない。
日照りが続いたら干ばつになるし、
雨が続いたら洪水になる。
晴れの日と雨の日が同じくらいがちょうど良い。」
「双六にはゴール手前に振り出しに戻るコマが
つきものである。世の中、そんなものである」
ということで、今日のおまけ。
週末、おちぇりさんはシャンプー。
立ち放しで疲れたよね。
お手々は丸々。
家に着いたら、すぐにお昼寝。
美人さんが一層美人さんになったね。
おしまい。