けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「青と白と」(穂高明著)

2019-08-17 21:00:03 | 書籍(小説)
穂高明さんの小説「青と白と」を読んだ。

本作品は、2011年3月11日に発生した、
東日本大震災が題材である。



宮城県仙台市出身の穂高さんが
作家として何ができるのだろうかと考え、
書いた作品であった。

震災で大切な人を失った方々には、
まだ読むことが辛い内容かもしない。

自分もこれまで何度か読もうとおもって、
今日まで読めなかった。

タイトルの「青と白と」は、海と波、
空と雲、浅葱幕を意味しているのだと思う。

主人公の戸田悠は、宮城県出身の売れない作家。

(作中より)
日の当たらない道しか歩くことが
できないような人の細やかな人生を、
手のひらでそっと掬いあげる、
そんな静かだけど深い物語を紡ぎたい。

わからないことをわかりたいと思う
強い気持ちは、
わからないことと自分との距離を小さくする。
そして、人を一生懸命にさせるのだ。
図鑑を開いて調べること。
図鑑を閉じて感じること。
きっと、そのどちらも大切にしなければならない。

今日のおまけ。

休日の夕方のお外歩きから戻って、
晩ご飯をまっているところ。







足元から寝息が聞こえる。



かわいい。





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