私は他の多くのモデラーがそうであるように、パンター・ティーガーといった大きな戦車に食指が動きがちなのですが、そういう王道が時につまらなく感じる・飽きてくる事もあります。
で、その手の戦車はアフリカに行ってない、と。無性にドイツ・アフリカ軍団の車輛を作りたくなる時もある、と。
そういった感じで出戻り以前に作ったのがこのタミヤ製3号戦車です。
タミヤは塗装の出来るタイプのベルト式履帯が多いのですが、「重みによる垂れ下がり」を表現する場合、連結タイプと異なりちょっと工夫が必要になります。
私の場合、「垂れ下がるであろう」位置に、真鍮線を左右貫通させ、ベルト履帯を押さえつける、といった技法で垂れ下がりを再現しています。
何の疑問も無く連結式と交換してしまうモデラーも多いですが、それはコスト高になってしまってリーズナブルな方法とは言えません。と、感じます(笑)。
また、このキットにはエッチングパーツも入っていないので、エンジングリル等にメッシュがありません。ここで別売りエッチングを買うというのはコスト高(以下同文)。
塗装ですが、アフリカの砂嵐にさらされた感じを表現するため、今や古典的な技法といえるドライブラシを、ちょっとキツメに施しています。
また、アフリカといえども雨が降り錆も出てきますので、その辺も表現しています。