(↑ 2023.1/25 今季最強寒波の影響で雪降ってます)
皆さん、ごきげんよう。
2023年1/20(金)に無事、新たな相棒である初代レヴォーグSTI Sport(アプライドD)が納車されました。
現車は仙台のスバルディーラーにあり、地元から高速バスで仙台駅まで行き、そこから電車を乗り継いで引き取りに行きました。
若い頃は納車までの期間(なんだかんだで約一か月)が物凄く長く感じられたものですが、歳をとったせいかそういう感覚は無かったですね。
【ファーストインプレッション】
初代レヴォーグは、オーナーによると「静粛性が低い」とよくサイトなどで書かれており、どんなもんかと思いながら走りましたが、実際に静粛性が高いとは感じませんでした。
D型以降は車体各部に静振材や防音材を追加し、ガラスの板厚も厚くなったのですが、太いタイヤのせいか特にロードノイズが高いと思いました。
しかしこれには理由がありました。このレヴォーグにはフロアマットとラゲッジマットが最初からありませんでした。
後日フロアマットとラゲッジマットを付けた状態で走行したところ、格段に静かになったのです。
この事から、ロードノイズの音源は主に床下とラゲッジルーム下部からという事が分かりました。
後々、更なる静音化対策をする時はこれがヒントになるでしょう。
意に反して、ひじょうに優れていると感じたところもあります。それは燃費です。
仙台市街~帰宅までの高速道路の平均燃費がℓ/16.5km前後で、これはハスラーの平均燃費17.5kmと大差ありません。
これは嬉しい誤算でした。最もこれは、アイサイト・ツーリングアシストを積極的に使い、時速90kmで巡航した場合です。
新世代のエンジンとリニアトロニック(チェーン式CVT)の高効率運転のおかげでしょう。
レギュラーガソリンである点も嬉しいポイントです。
エクシーガはハイオクでVTD-AWD、どう頑張ってもℓ/12.0km前後でしたから。
さて季節柄、スタッドレスを履いていないと納車が許されないほどです。
そういった事情があり、あらかじめディーラーにスタッドレスタイヤ付ホイールを送り、装着させてもらっていました。
レヴォーグのスタッドレスタイヤ推奨ホイール径は17インチです(夏タイヤは18インチ)。
という事で購入したものは、2022年第26週に製造されたヨコハマ・アイスガード6と、「トレジャーワン・クリフクライムルイスTC02ブラックポリッシュ」(PCD114.3)というホイールの組み合わせ。
本来ならオークションで安いホイールを買い、スタッドレスもそこそこ安い物の中から色々選びたかったところなのですが、レヴォーグはそれまでのスバルのPCD100とは違い114.3になったという事もあって、正直どういうホイールがレヴォーグにフィットするのかよく分からなかった事と急いでいた事もあり、今回は奮発してまぁまぁ良い値段の冬タイヤセットを買いました。
「見た感じ、いかにもスタッドレス用」という安っぽく見えるホイールは意図的に避けました。
車を引き取りに行く日の仙台が雪だという可能性もありましが、当日は快晴でした。
商談の見積もりの際に、フロアマットを含む「愛車セット」を推奨されたのですが、フロアマットは毎回自分の好みで買っているので、その分の金額は引いてもらいました。フロアマットは納車前に既に購入していました。
毎回スバルに乗るたびに、フロアマットは白黒チェッカーフラッグ柄を選んでいたのですが(これは、往年の欧州チューニングカーの多くがKAROマットを標準装備していた事へのオマージュです)、ボルドー本革内装のレヴォーグには似合わない気がして、今回はこの「Aviles」というメーカーのフロアマット(グレー)を選びました。
決め手になったのは、裏地が「焼きフェルト」になっている事。
焼きフェルトは表面がひじょうにガサガサしていて、車のカーペットに敷いてもズレないんですよね。
裏地がゴムのイボイボになっているものはズレ易いんですよ。
高級車の純正フロアマットの裏地の殆どは「焼きフェルト」になっています。今回、コスパの高い焼きフェルトのマットが見付かったので、後々足元の間接照明を付ける事なども踏まえて色は落ち着いたグレーにしました。
ドライバー席。車体のマット固定用ロックに対応したスグレモノ。勿論ヒールパッド付。
助手席。
後席。
そしてカーゴマットですが、これはリーズナブルで様々な柄のものが出回っていますが、長く使うものだしなぁ、と考えてこれだけはスバル純正品にしました。
VMレヴォーグ用のスバル純正カーゴマット。
カーゴルームは若干、使用感がありました。
敷いた状態。
無難なブラックですが、純正品だけあって厚みもあり品質は高いです。
カーゴマットを明るめの色にすると、それがリアウインドゥに映り込んで後方視界の悪化になります。
故にブラックなのです。
ワンポイントで「LEVORG」の刺繍があるのが高ポイント。
冒頭で「フロアマットとラゲッジマットを付けたら静かになった」と書きましたが、この二つに共通する事は裏地が「焼きフェルト」だという事。
フェルトは元々静音材としても使われますが、表面を炙る事でフェルト表面の密度が増し、ズレ防止と共に静粛性を高める効果があると思われます。
レヴォーグは軽自動車の様な買い物フックが室内に無いので、100ショップで購入しました。
プランプランして、無いよりはマシという程度のものです。
【問題点】
この車は走行距離9,000km未満の中古車なのですが、新車とは違い若干の問題があります。
まずは、フロントスポイラー左右突起部の衝突痕です。
スバルは伝統的に、こういったスポイラー類がペナペナで薄っぺらい造りです。(B4のスポイラーで経験済み)
この衝突痕のために、傷だけではなく押されたように変形しています。(一部ワレも有)
この状態で走るのは、ちょっと恥ずかしい感じです。
ヒートガンで温めながら万力で押えて固定しながら変形を直し、傷はパテ埋めしてペーパーがけをして塗装すれば使えるかな、と思っていましたが、結構な手間暇がかかる事が予想され、そして今の私には直す時間も気力もありません。
これは程度の良い中古品を探して取り付ける予定で、現在は一旦取り外しています。
それから、マフラーカッターの腐食ですね。
走行距離が短いとはいえ、融雪剤の影響と思われます。(下回りの腐食はありません)
これはボルトで固定されているだけなので、気合いを入れてメラミンスポンジでこすり、コンパウンドで磨けば元通りになるでしょう。
あと、噂には聞いていましたが、キーをロックした際にドアミラーが自動格納されません(笑)
この機能はどうもオプションらしいのですが、レヴォーグ程の車格なのに、これは如何なものか...と思いました。
(エクシーガにはこの機能がありました)
ハスラーでさえキーロックで自動格納されるのになぁ...
(※2024.3/11追記 ドアミラーに夜間、足元を照らすウエルカムランプが付いており、それがため前オーナーは意図的に自動格納OPをオミットしたと推察しています)
先ほども書きましたが年次改良で静粛性は高くなっており、マット類を敷いた後は特段他の対策をしなくても「静かな車だな」と感じられる音量です。
また乗り心地ですが、STIのバネが入っているので「硬いんだろうな」と思っていましたが、意外にもそんな事もなく、段差などでは軽く「トン」と乗り越える様な感じで、安っぽいバタつきなどは無くとても上質な乗り心地です。
これはビルシュタインサスのチューニングのおかげでしょうが、不満は全く無いですね。
それから心配していたスバル名物の「内装の異音」ですが、改良を重ねたモデルのためか今のところ特にありません。
皮シートの擦れるキュッキュッ音もありません。
また、この車はサンルーフ付なのですが、それによる不都合も特にありません。
それから、「ナビは走行中に操作出来るのかな」と思い、「走行中にTVを見られるキット」等を探していましたが、走行中もナビ・各ソースの操作が可能な事が判明。音の良さで定評のあるダイアトーン(三菱電機)のナビです。
スピーカーもダイアトーンなのかは未確認。
フロントとリアにスバル純正ドラレコが付いています。
【1.6リッターエンジンについて】
ターボ過給で、実質2.5リッターのエンジンと同等のトルクがあります。
パワーが足りないとか、出足がもたつくとか、色んな意見がある様ですが私はそういう事は全く感じませんね。
カタログスペックでは凡庸な印象を受けますが、これから1.6を買おうとしている方は、パワー不足の心配はありません。
2.0の方のパワーは、ハッキリ言って日本では使い道が無いでしょう。
1.6はレギュラーですし、給油の際のストレスも幾分マシですよ(笑)
直近の改善点としては、室内灯の交換です。
前のオーナーが一応LED球に替えているのですが、暗いです。
チップ式の爆光タイプに交換予定です。
以上、今回はこんなところです。
(了)