寒くなってきましたが、この季節、引火性の高い有機溶剤を使用しながらのヒーター、ストーブの使用には充分気をつけましょう。寒いとどうしても、部屋を閉め切ってしまいますから。換気しながら作業をしましょう。確か景山民夫も、換気せずプラモの塗装をやってて火事になって死んだんだよな・・・・
作る前に少し不安だった、可動式のキャタピラですが、思ったよりスムーズに制作する事が出来ました。可動部付近に接着剤が付かないようにすると良いです。必要なのはひとコマずつ繋げていく忍耐だけ。片側100コマなので、マジックで10コマずつ印を付けていきます。
当たり前ですが、完成後はご覧のように可動します。日本の戦車とは思えぬ幅の広さです。
塗装に備え、接着部となる部分にはマスキングを行います。
車体上部の裏面も同様に。防弾ガラス接着部にもテープを貼っておきます。
砲身も接着せず、はめこんだまま塗装に移行します。今回は、後で内側から接着する透明パーツや塗り分けする所が多いので、塗装後もバラせるようにしています。
サフ吹き完了。特にパテを塗布した面は、塗料を吸い込み易くなるので、この時点でしっかりサフ吹きしておきます。また、フェンダーなど光の透過がし易い部分も、遮光のためしっかり吹きます。
転輪は作業性を高めるため、ランナーから切り離さず塗装します。基本塗装後、パーツを切り離し、リム部分の継ぎ目消しと筆塗りを行います。
まず、奥まった部分などに塗り残しが出来ない様、暗めの色をシャドー吹き。すべてタミヤ・アクリルで行います。
塗装に移行したら、仕上がりがガサガサにならない様、塗料に必ずクリアーを混ぜます。
おおざっぱに全体をカーキで塗装します。これは下塗りなので、スケール・エフェクトを考慮していません。素人だと、これで塗装完了、としがちです。この時点で塗り残しが無いようにします。後の工程でこのベース色を暗くしたり明るくしたりして、スケール感を出していきます。ベース色は、調合したものだと後から苦労しますので、なるべくビンから出した色そのものを使います。
主要部分は接着を行っていないので、各部の塗り分けが容易になっています。基本塗装は終わったので、ここからグラデーションを付けていきます。防弾ガラス、ペリスコープなどの透明部品は、全ての塗装作業が終わってから接着します。