ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

灼熱のボクシング練習

2010-08-03 19:42:47 | ソリッドな武道空手の話

歳のせいか、最近は肩や膝が痛む。若い頃の空手の稽古で酷使したためであろう、あちこちの関節にガタがきているのかもしれぬ。

空手の動きには全て「円運動」が伴う。一見直線のように見える突きや蹴りも、身体全ての関節の円運動をもって打撃のエネルギーに変換しているのだ。

しかし、普段の生活ではまず考えられないような関節の使い方をするため、どうしても故障を起こしやすい。アスリートの宿命だろう。

だが、のんべんだらりとただ齢を重ねるよりは良かろう。

それが単なる自己満足だとしても。

連日の暑さも重なり、テンションも上がらない日々ではあるが、帰宅して家にいても、どうもモンモンとする時がある。

心理的には、一日の仕事の疲れをノンビリと癒したくとも、身体が「闘争」を求めてしまうのである。

そして一旦そう感じてしまうと、じっとしていられない。じっとしている時間がとてつもなく無駄に思えてくるのだ。

もうこれは武道家の性(さが)としか言いようがない。

というわけで秘密練習場へと出撃!

この日の練習の詳細はこちらのブログで。

http://blog.livedoor.jp/jcm800zakk/archives/51920845.html

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これは私愛用の8オンスグローブである。

ここの練習場では空手というよりも、ボクシングのスパーをメインに行っている。

空手は基本、素手であるので、生の拳で相手の顔面を叩くには安全上問題があるので、グローブを着用した攻防~必然的にボクシングスタイルをとった練習となる。

私はボクシングの専門家ではないが、若い頃キックボクシングスタイルの空手をやっていたので、一応グローブを着用した攻防が出来る・・・・つもり。

そして実はボクシングも好きなので、こういった練習が出来る環境があるというのは恵まれている。

42d2dc2cs_2 イケメンボクサー石井君とのスパーを行う。写真では判りにくいが石井君は長身で、小柄な私のパンチは届かない。手加減してくれていたから大丈夫だったが、ガチで打たれたら間違いなく倒れただろう。

どうやって懐に飛び込んでいくか突破口が開けぬ攻防で、何発も喰らってしまった。しかし打たれてひるんでいては上達は出来ぬ。

打ち合いを克服し、接近戦をマスターしなければヒット・アンドアウェイのアウトボクシングは無理だ。しばらくはパンチを顔で受けて間合いをつぶしていくしかあるまい。石井君、これからもバンバン打ってくれ。

ストレート系のパンチは、縦拳・横拳を使い分けながら試行錯誤。

空手の正拳突きと違い、グローブの重みを勘案しながらコンパクトに打とうとするも、右ストレートはやはり大振り気味になってしまう。

この日は小休止をはさみつつ都合9ラウンドのスパーを実施。

しかしボクシングも楽しい。痛くて、苦しくて、殺伐としているが、生き物が本来持っている、「死にたくない」という本能からか、スパーの最中は「無心」になれる。

せわしない日常で、「無心」になれる場面がどれだけあろうか。

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スパー終了後に沼澤師範代(手前)と意味なくポージング(笑)。

この日はとても湿度が高く、流石に暑くて空手着でのスパーは出来なかった。

沼澤師範代曰く、「真夏にガッチリ汗をかく稽古をしておいたほうが良い」との事。

そのほうが秋になって身体の調子が良くなるという。ほほう。

練習場の床は汗でビタビタになった。室温は40度近かったろう。

私のグローブは8オンスという事もあり、スパー用としては「当たると痛い」と不評。そこで14オンス程度でグローブを物色中。

最近は柄物のモノもあり、「見た目」が大事(笑)と感じる私には色々迷うところ。

候補としては

N118n118img600x4501263444923rohdks3 これとか・・・

N118n118img600x450126348403985mikl4 これとか・・・

7e7316f0_2 この日は柔術班OOTA君(青道着)の帯昇格との事で、最期にみんなで記念写真を撮影。

左端の裸で仁王立ちするのが私。

いや、あまりにも暑くて脱いでたんですがね・・・・

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さらに3日経った。結局ドラゴン柄の14オンスグローブを選び、発注すると速効で到着。「今日は絶対、家でゆっくりしよう」と思ったが、グローブが手元に来ると、どうしても使ってみたくなる(笑)。

というわけで再度出撃!再度スパー!

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詳細はここで。

http://blog.livedoor.jp/jcm800zakk/archives/51922216.html

Ef70ccb6s 左が私。右は桜井「マッハ」速人選手と同じ道場で総合格闘技を学んだ漆山君。

彼も長身で、私はまったく自分のペースが掴めない。

46b028a6s 更に前回の練習で足の裏の皮が剥けていたため、フットワークも思い通りに出来ない!

やはりリーチの長い相手との対戦は苦しいです・・・・

猛暑の中トレーニングをしているせいか、あまり昼間の暑さがこたえなくなったような気が・・・・

※練習中の写真は無断で借用しました。だって自分で撮ってる余裕無かったんだもん!

許して真由美ちゃん!

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