セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
学名:Vitex agnus-castus
科名/属名:シソ科 ハマゴウ属 落葉低木
和名:セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
別名:ミツバハマゴウ イタリアニンジンボク
原産地:ヨーロッパ南部 西アジア 花色:青紫、白 樹高:1~3m
日本では本州以西で育てられる。
セイヨウニンジンボク(西洋人参木)はヨーロッパ南部 西アジアに分布する
シソ科ハマゴウ属 の 落葉低木です。分布域には地中海沿岸地域から
中央アジア インド北西部まで広がっており主に川畔や沿岸地域に自生し
群生して茂みを作ります。
ヨーロッパではハーブとして用いられている他 果実を胡椒の代用品として
利用された歴史が有り古くから栽培される樹木の一つです。
日本には明治時代に渡来しました。
栽培が容易で花の少ない夏の時期に開花する事から近年急速に
人気が高まりつつある花木です。
花期は6月中旬~9月
花期になると枝や上部の葉の付け根から花序を出し花径1cm程度の
花を穂状に咲かせます。
円錐状の花序の長さは15~20cm程度で花はシソ科の植物によく見られる
唇形花です。唇花形とは筒状になった上唇2裂 下唇が3裂しており
下唇中央の裂片は他に比べて大きくなります。
各裂片は反り返り雄蕊4本は長く花冠から突出します。
花序は下から上へと咲き進みます。花色は基本種の青紫の他 白色
花後には丸い果実を実らせ果実からはスパイスの様な独特は香りがあります。
葉は披針形の小葉が5~7枚程度集まった掌状で対生します。
大きくなると樹高3m程度に成長しますが小さい頃から花を付けるので
寄せ植えなどに利用される事もあります。
名前の由来は掌状の細い葉が朝鮮人参に似ている事から「ニンジンボク」
ヨーロッパ原産である事から「セイヨウ」の冠が付いています。
世界各地で古くから栽培されており生理痛などの婦人病に効果がある
薬として用いられてきた歴史があります。
近年ではホルモンに似た成分を有する事が分かり治療薬としての
研究が進められています。
花後の果実は胡椒に似た風味がある事から香辛料としても利用させています。
みんなの花図鑑より
7月4日に散歩で見た花
青紫色のはなが爽やかでした♡
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