魅惑的な物語のような細いほそい三日月の夜が明けて

今朝ベランダに、真っ白い“うつぎ”の花が咲いていました。
たおやかで華麗で、純白で気高い、うつぎは大好きな花の一つです。
よく見ると、ジャスミンの枝先にも、小さな緑色のつぼみがたくさんついています。
こちらはもうすぐ、鈴の音のような花と香りで、私の部屋を飾ってくれるでしょう。

いいことが始まりそうな、そんな朝です。

そういえば昨夜は、まるで物語の中の一夜でしか出会うことができないような
細いほそい、月の輪郭だけをなぞった宝石のような月が、少し西よりの夕暮れの空に
浮かんでいました。

不思議な美しい世界が、ほんの少しだけ姿をみせたような、そんな夜が明けて
白いうつぎの花が咲いたのです。
まるで何かの約束のような、クリスタルのグラスがぶつかったような
心がキラキラと微笑むような、今日のイッピン。

ちょつとピンボケだけどね、みなさまも、どうぞ。
(写真左、たそがれの空に白いホコリみたいな月、わかるかなぁ・・・・・)