今年は弘法大師生誕1250年記念の年です。
これを機会に霊場巡りをしようと思いました。
まず一番札所で記念の納経帳を購入し、1番から順に回ることにしました。
1番札所は清涼山曹源寺 御本尊は釈迦如来
敷地の広い大きな寺です。
2番 法蔵山極楽寺 無量寿仏
こちらは素朴なひなびた小さな寺ですが、寺のお庫裏さんの人となりに温かみを感じました。
小さな袋に入った手作りの梅干しと夏ミカンをいただきました。
3番 海雲山普門寺 11面観世音菩薩
創建が672年の古刹で、御本尊の11面観音菩薩は17年に一度しか開帳されない秘仏とのこと。
石柱に埋め込まれた輪状の浄め石があり、この浄め石を回して願をかけると叶うと言われています。
山門の窓が印象的です。
4番 宝龍山延命寺 延命地蔵菩薩
荘厳な楼門の屋根の上に鯱の鬼瓦が付けられています。
5番は地理的に離れているため後日回ることにして今回はパス。
6番 萬年山常福寺 千手観世音菩薩
壇ノ浦で敗れた平景清がこの地に逃れ草庵を結んだのが縁起と言われます。
景清が読経満願の夜に千手観世音菩薩を感得し自ら木造を作ったとのこと。
村人たちがこの地で没した景清の冥福を常に祈るという意味で寺号が常福寺、所在地の地名”半月”は景清が千手観世音菩薩を半月で彫ったことに因んでいるとのこと。
7番 彼岸山極楽寺 阿弥陀如来
村木砦の戦いで織田信長が本陣を構えたと言われる。
大師堂の前に、抱き上げると願いが叶うといわれる抱き地蔵(写真左端)
8番 上世山傳宗院(でんそういん) 延命地蔵菩薩
緒川駅の近くで緒川は家康の生母於大の生誕地とのこと。
9番 浄土山明徳寺 阿弥陀如来
御本尊阿弥陀如来は恵心僧都作と言われる。
10番 福聚山観音寺 聖観世音菩薩
堂内に賓頭盧(びんずる)様が鎮座し自分の傷む箇所と同じところをさすると治ると言われる。
とりあえず納経帳をいただきに1番札所へ行ったのがきっかけで、自由人の好奇心の赴くままついつい9寺を回ることになりました。
古い寺にまつわる未知の歴史に触れ、新しい発見の糸口になりました。