茶道教室の初釜です。
コロナ禍の中ですから、部屋の換気を十分にして、お濃茶は各服点てです。
初釜には毎年何を着て行こうかと直前まで迷います。
私が二〇代の頃、母親が買ってくれた着物の中でも、母が特に気に入っていたものがあります。
一昨年の初釜、昨年の初釜の時にも着たいと思いましたが、やはりちょっと派手かと、迷った末、結局断念し、無難なものにした経緯があります。
”派手ね、何歳だと思っているの?”という声も聞こえそうです。
しかし今年は、人が何と言おうが(^o^)、家族で一緒に初詣に行った時のことが今でも鮮明に思いだされるこの着物を、母のためにも是非もう一度着てみよう、と思いました。
今年を逃せば、もう二度と着る機会は無いのでは・・。寄る年波は待ってくれません。
母もきっと喜んでくれるはず・・・。
そうすることが、今私ができる母への供養になるのでは・・・。
随分前から今日まで、やり残していた、気になっていた宿題を、やっと終えたような気がしています。