マーガレットの気まぐれ写真日記

2022-3-6 下駄の鼻緒

茶道教室へ通うのに、最近ですが、時々和服を着ていくことがあります。

和服は、もうかれこれ50年くらい前のものばかりです。所謂母が用意してくれたおこしらえと言われたものですが、着用する機会も持たず、殆どが新品のまま。

生きているうちに何とか手を通さなくては、揃えてくれた母に面目が立たない、と最近になってやっと着る機会を作った次第です。

履物は、普通は草履ですが下駄もいくつかあり久しぶりに出してみました。その中に鎌倉彫のものがありました。

一度も使用して無いにもかかわらず、合成皮革製の鼻緒は劣化して触ると繊維がボロボロと剥げ落ちます。

挿げ替えれば履けそう、と鼻緒を変えてくれそうなところを探しますが、この時代、挿げ職人さんを探すのは至難とわかりました。

デパートの呉服売り場なら何とかなりそうですが、それも納得できないような高額で、今一つ気が進みません。

昔のように、田舎の年季の入った職人気質の人に目の前で直して欲しい、と思うのですが・・・。

ネットで情報を探してみると、市内に廃業せずに下駄やさんを続けているところが1軒だけありましたが、もともとの店主はもう亡くなられ、今は、その店からどこかの職人さんに送って挿げてもらうそうで、それも結構高額に加え、きつかったり、ゆる過ぎたりと加減の調節も難しいのでは、という心配もあります。

更に情報を得るためNETで検索すると、東京の品川付近で良心的な下駄やさんを見つけましたが、ついでがあれば別ですが東京まではちょっと・・・。

この下駄やさんはユーチューブで挿げ替えの動画を発信しておられました。

こうなったら鼻緒を東京から送ってもらい自分自身で挿げ替える・・・これが最良の方法ではありますが、自信がありません。

聞くところによると郡上八幡にも下駄やさんがあるとのことですが、こちらもちょっと遠い・・・。

鼻緒一つでこんなに苦労するとは・・・時代が変わったんですね。

コメント一覧

マーガレット
hashiba 511さんへ
貴重な写真ですね。歴史遺産です。(^o^)
私の下駄は、50年くらい前のもので、hashiba511さんのと比べると歴史が浅いですね。
私たちの小学校時代は運動靴でした。(^o^)
hashiba511
https://hashiba511.hatenablog.com/
懐かしい下駄の話(^O^)

先日昔のアルバムを整理してましたら、1枚だけ(当時は庶民にはカメラなどなかった?)、下駄を履いて僕が写ってました。小学校1年くらいかな?
下駄は大学でも履いてました、革靴を買ったのは大学の後半です。
懐かしくてデジタルに代えて保存しました(^O^)
マーガレット
青い空さんへ
鼻緒の問屋街…夢のような話です。
それだけ需要が多いのですね。
古き良き文化が残されていますね。
さすが浅草ですね。
正絹で2~3000円とは、お値打ちですね。
マーガレット
山小屋さんへ
子供の頃、母と一緒に下駄やさんに度々行ったのを覚えています。
母の幼馴染の店主が手際よく世間話をしながら挿げていました。
古き良き時代でした。
マーガレット
ヒューマンさんへ
サンダルや靴に変わりましたからね。
生計を立てていけないでしょうね。
昔の着物ばかりで今の年齢には派手ですが、
勇気を持って着ています。(^o^)
青い空
花緒
浅草の花川戸は、昔から花緒の問屋街です。
今でも、十数軒は取扱っていると思います。
正絹で2~3千円、高級品で5~6千円とすげ替え代千円程度です。
山小屋
https://blog.goo.ne.jp/terusan115
下駄は履かなくても鼻緒が傷んできますね。
目の前でやってくれるところがあれば
一番安心です。
履いてみて微妙な調整が必要ですね。
東京までなら日帰りができるのでは
ないでしょうか?
ヒューマン
おはようございます
下駄屋さん いまは見ませんね
着物姿も見てみたいですね
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