茶道教室では、お稽古用の茶杓に、毎回その季節に相応しい銘を各人が付けます。
昨日の教室で、私は「東風(こち)」と付けました。
” 東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ ”
菅原道真が大宰府に左遷される際に詠んだ歌として有名です。
道真が宇多天皇に信頼厚く右大臣に上り詰めた時、快く思わない左大臣だった藤原時平の陰謀で大宰府に左遷された話は有名です。
そろそろ咲き始めた梅の花の前に立ち、道真が詠んだこの歌のとおり、道真の心情に思いを馳せたい・・・・・そんな気持ちになります。