「自然を大切にするために私たち個人個人にできること」の記事が、時折多くの人に読まれてるようですので、繰り返し言葉を変えてお話ししていこうと思います。
環境を守るためにアイドリングストップしCO²排出削減をする。海洋生物に被害を与えないためにレジ袋を使用しないようにする。近年世間で一般的に言われている環境活動は主にこのようなものです。もちろんこれは温暖化防止や海洋汚染を軽減していくために大必要なことではありますが、少なくとも私は、このような活動では自然を大切にしているという実感はありません。
それはこのような活動をしても、身近な自然は大切にされることなく壊されているし、昔は普通に身近でも見られた野草や昆虫たちが見られなくなっているまま放置されているからです。
私たち人間も地球上の生命の一つです。人間の生命現象も地球の空気や水、そして色々な生きものたちと連動していて、単独で生命活動を行なうことは不可能。自然との共存が必要です。
自然との共存とは私たちの生活圏の中にも自然環境があるということで、どこか遠くにあれば身近になくて良いということではありません。遠くにあっても、そこから食物や水が輸送されて生きているので生活はできますが、実感が伴うものではありませんね。
やはり都市部でも適度に自然の緑や水辺(特に湧き水や小川)、また田畑を残して行ったり回復させていったりすことが大切なのではないかと思います。本当は行政が政策として、私のような人間とも連携して行ってくれれば良いとは思いますが、今はそれは期待できません。
そこで、こうしたことを個人個人で行なったら良いのではないかというのが、私の提案です。具体的には自然の生きものたちに来てもらうことができるような環境をお家に作ること。例えば小さなたらいのビオトープを作ったり、どんぐりを拾って種として用い育てるなどといったことです。今の季節から秋にかけて行なうことができますので、やってみたいという方がいらっしゃいましたら連絡ください。機会を設けたいと思います。