身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

「菊名池公園の自然と生きもの展」 終了後の課題 (前半)

2011年10月08日 07時32分53秒 | 2-4.菊名池
この夏、菊名池公園プールのプール施設内にて「菊名池公園の自然と生きもの展」を行ないました。
準備の際、展示のために菊名池に昔から生息している小魚や小エビを捕獲しましたが、捕獲できなかった種類もいたのです。
そのため、これらの生きものが本当に菊名池から絶滅してしまったのかどうかなど、環境調査を行なう必要があると考えていました。



写真解説
「菊名池公園の自然と生きもの展」で展示した生体(生きた生きものの飼育展示)はモツゴ(クチボソ)、トウヨシノボリ、スジエビ、ヌマエビでした。
しかし、トウヨシノボリとヌマエビは菊名池では捕獲できず、市内の他の池で捕獲しました。

この調査は池の中に入る必要があるため、実施の時期としては生きものたち、特に水鳥たちの生息を邪魔しない時期を選ぶ必要があります。
具体的にはバンの子育てが終了する9月下旬から、キンクロハジロが飛来する前の10月上旬に限られ、この期を逃すと、また1年先を待たなければなりません。

喜ばしいことに「菊名池公園の自然と生きもの展」は多くの方たちに見ていただけて、人気がありました。
このような菊名池の自然や生きものに関心のある人々に参加を呼びかけ、みんなで「菊名池の環境調査」を行なえれば良いなと思っていましたが、そこまで参加を呼びかけられるような意見や感想は寄せられませんでした。
そこで、管理行政の立会いのもとで、単独に近い形で行なう可能性が大きくなっていきました。


写真解説
今年は7年ぶりに菊名池でバンが子育てをしました。また冬になるとキンクロハジロの群れが飛来します。
池の中に入っての調査はこれらの水鳥たちに影響のない時期を選ぶ必要があります。

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