版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

版画の話(18)Hanga (18)

2007-06-06 11:28:52 | 作品 Works

夕焼け小焼け  Crimson Sky 
200×150mm ED 70 2004年制作

この作品 18/70 はこの額裝状態で 
つい最近webサイト(間瀬ギャラリー)で売れました。
webサイト上で買っていただいたのは国内では初めての経験です。

This framed work was just sold through Mase Gallery's Website.
This is the first sale on the web in Japan.

多くの版画のサインは鉛筆で書かれています。
なぜなのか....私も解らずに書いてきました。
明確に説明されたものを読んだこともありません。
想うにペン(万年筆)のインクですと 
変色しやすく 薄くなる事が多いので
また 記入中にインクが画面に飛ぶ事も考えて
鉛筆を使用していると思われます。
筆圧によるヘコミも痕跡として残りますから。



<余談>
美術館等ではメモなどにボールペンの使用は
いいけれど 万年筆は禁止という所が
多いのですが これもインクが飛んで作品を
痛めないようにとの配慮だそうです。
美術館によっては万年筆を使っていると
警備員が駆けつけて.......... ボールペンを
貸してくれるそうです。

The signature on Hanga is mostly written with a pencil.
I have also signed with one, not knowing " why pencil "
I haven't read something to explain it cleary.
Possibly, ink is easy to discolor or fade.
In addition, there can be danger to splash ink
on the print while you sign.
And the writing pressure by a pencile can leave traces.

This is just an aside
You are not allowed to use a fountain pen
in many museumes, in order not to damage the works
with splashed ink.
In a museum, I've heard that........if you used a fountain pen,
a guard rushed to you and lent a ballpoint pen.

にほんブログ村 美術ブログへ

にほんブログ村 美術ブログ 版画へ

にほんブログ村 英語ブログ 英語の日記へ