白鵬に次いで稀勢の里も休場を決めた。
2連敗し休場の白鵬、稀勢の里は1勝4敗での休場となった。
昨日の土俵下まで転げ落ちた取組には、観客から悲鳴があがった。
4横綱となっても、横綱全員がそろった場所はまだない。
真剣勝負に怪我はつきもののスポーツの世界。
巨漢が激しくぶつかり合う土俵の過酷さがある。
稀勢の里が土俵下まで突き飛ばされ、怪我をした取組の相手は日馬富士だった。
「土俵に立つことが力士の責任だ」と横綱になる前から言っていた稀勢の里。
言葉通り、横綱になるまで怪我をしても休まなかった。
その強い思いが、無理をしての出場となり、怪我を悪化させたのだろう。
待望の日本人横綱が背負ってしまった綱の重さを感じさせる。
焦らず、しっかり身体を治すことこそ、横綱の責任だ。