風の声

想いつくまま

原発事故を食い物にする企業

2018年01月24日 | 日記
やっぱり不透明な除染作業。

3・11の福島第1原発事故の国の除染事業を受注してきた清水建設。
その清水建設の下請けをしている企業の利益をめぐって驚きの実態が明らかに。

下請け会社の代表や役員らが、43億円もの役員報酬を1年間で取っていたという。
FNNの報道でわかってきたことだが、その破格の利益に驚いた。

この会社の1年間の売り上げは105億円。
そのうちの利益が56億円だというから、驚く。
代表や役員らが、総額で43億円もの役員報酬を取っている。

国と自治体が負担している除染費用は、東京電力に請求する仕組みになっている。
だから、除染費用は税金や電気料金に跳ね返り、結局は国民が負担することになる。

この事実に対して、清水建設は「取引内容を公表する必要ない」としている。
逃げのような対応に、下請け会社から見返りでも貰っているのではと思いたくなる。

3・11以前から、原発マネーには数々の疑惑が存在していた。

火事場泥棒のような、原発事故を食い物にするやり方は許せない。













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作品に込められた老いへの思い

2018年01月24日 | 日記
芥川賞に選ばれた若竹千佐子さんの「おらおらでひとりいぐも」。

「人生の終盤でこんな晴れがましいことが私に起こるなんて」
受賞の喜びをそう語っていたように、63歳での受賞は史上2番目だという。

「おらおらでひとりいぐも」は、東北弁で語られていく。

 主人公の桃子さんは74歳。夫には先立たれ一人で暮らしている。
どこにでもあるような、老いの日々が描かれている物語。

東北弁で綴る深みのある心の描写が評価されての受賞なのだろう。

老いはマイナスばかりではないという若竹さんのメッセージが込められている。













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