先週のTVサンデーモーニングで張本勲の問題発言があった。
ボクシングで金メダルを獲得した選手に対して、「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」と女性差別の発言をした。
今朝の同番組で、関口宏やキャスターが謝罪するなか、張本勲は「今回は言い方を間違えて反省してます。以後気を付けます」と口を開いた。
ごまかしてはいけない。「言い方を間違えた」というレベルの問題ではない。女性を平気で差別してしまうような日頃の人権感覚や、性差別への認識が問題なのだ。
「女は男とは違うんだからおとなしくしてろ」といった間違った性差別の認識が根本にあるからあんな発言になる。
張本勲の女性アスリートへの偏見発言は過去の番組でも再々あった。メジャー野球やXスポーツなどを全否定するコメントもお決まりの暴言だ。
そもそも、スポーツコーナー名物の「喝」と「天晴」も、上から目線の演出で時代遅れになっている。30年前に愛嬌をもって「喝」と言っていた頃はウケたのだろうが、時代の変化にまったく対応できてない。
ボクシング協会からの抗議文に慌てたものの、言い訳だけで謝罪になっていない。
まさに「喝!」だ。
番組はリベラルな構成なのに、張本勲の発言はいつも危なっかしく浮いている。張本氏のレギュラーを検討すべきではないのか。
これを機に、番組の改変をやる時にきているように思えた。