三重県の鈴木知事からの中止要請を受け、9・10月開催の国体は中止になる。
感染拡大が深刻な三重県。知事にとっては苦渋の決断だったのだろうが、「命より重いものはない」と、何よりも命を最優先した勇断といえる。
感染爆発の最中に、パラリンピックの学校観戦を強引に行おうとする組織委や東京らは、三重県知事の政治判断からしっかり学ぶべきだろう。何を政治判断の基本とするかが改めて問われている。
「いま」やらなければならないことの判断ができない政治なら、国民にとっては百害あって一利なし、ただちに退いてほしい。