古今輪風@自転車ふぁん

わからない事だらけのレストア&メンテナンス備忘録

SUNTOUR Perfect 26T 組み替え

2013-12-27 12:03:00 | ボスフリー

SUNTOUR Perfect 26T 組み替え

先日入手した真っ黒クロスケなSUNTOUR Perfect ボスフリーの歯数構成は14-16-18-20-23-26Tで6速。これをばらして14(15)-17-20-23-26Tの5速用にするのが今回の狙い。

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しばらく灯油に浸していました。慣れか油断かその両方か、このボスフリーは分解時にフリー本体の蓋を破損してしまいました。残念ですがフリーは諦めて、本題のギア歯再生を行っていきます。前2枚のネジ歯は無事に取り外せました。

今回は真鍮ブラシだけでは厳しく、サンポールで錆落としを実施。漬け置き時間と、処理後の中和がとても大切です。

ワッシャー類もサンポール漬けで楽をしました。サンポールは酸によって錆を落とすだけでなく素材自体も容赦無く酸化させ、引き上げてそのままにしておくと30分で目視出来るほどに錆びてきます。私はサンポールから引き上げたら重曹を溶かして作ったアルカリ水で一定時間中和させています。

ギア歯は綺麗になりました。多少黒く残っていますが、やり過ぎも良く無いので適当なところで止めておきます。

全ての歯を綺麗にしました。この中から26-23-20tとセカンドのネジ歯17tを使います。トップのネジ歯14tは宝箱から減りの少ないものをチョイス。

トップ用のネジ歯はレギュラー用とウルトラ用で厚みが異なるのを、今回初めて知りました。ウルトラ用はセカンドとの隙間が若干狭くなります。レギュラー5速で使っても問題ないと思いますが、変速時にリアディレイラーの移動幅が変わるので、シフトの感覚は微妙にズレるんだと思います。そう考えると、今まで組んだフリーでギア毎のシフト感覚ズレについて思い当たる節が有り、何だかスッキリした気分。

最後に中性洗剤で洗ってからドライヤーで乾燥し、完全脱脂された状態でイノテック105を使用。

フリー本体はストックから古い8・8・8 Perfectを使用しました。相当に古いフリーと思われますが、動きは快調そのものです。

完成です。実物は真鍮ブラシ鍍金がかかって黄金色に輝いていますが、それはそれで良い感じです。歯数構成は14-17-20-23-26tのオール3段飛ばし。トップは後々15tに替えるかもしれません。



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