古今輪風@自転車ふぁん

わからない事だらけのレストア&メンテナンス備忘録

小ギア抜きの修理 3-4本目

2013-12-24 22:29:59 | 工具

小ギア抜きの修理 3-4本目

10速用スプロケットで使える小ギア抜きが無くなったので、中古品と引退したチェーン(CN-7801)で何とかしようと考えました。

関連記事
「 小ギア抜きの修理」
小ギア抜きの修理 2本目

タイミング良くヤフオクで古いホーザン製が2本セットで出品されていました。かなり使い込まれた小ギア抜きですが、さすがに今まで使っていた500円モノとは丈夫さが違いそうです。

一つは内側のチェーンが壊れています。チェーンは付け替えるつもりで、承知の上で安く入手しているので問題無し。ただ、古くから乗られている方はもうお気付きかもしれませんが、私はこの時点で「大切な事」に気付いておりません。途中で予定変更がありますが、作業は進んでいきます。

柄の部分に厚みが有って丈夫そう。今まで使っていた小ギア抜きは固着した古いギア歯に負けてチェーンが切れましたが、古いセデスのチェーンに変えてからはチェーンは切れずに柄の部分が曲がるようになりました。この太い柄とチェーンは相当に頑丈そうに見えます。

チェーンを付け替える為、元についているチェーンを外します。ポンチを当てて上から重さのあるハンマーでゴツっとすると抜けていきます。

途中まで抜けました。薄い柄のやつはこれでスンナリ外れますが、このホーザン製は厚みが有ってなかなか抜けません。この先はポンチが入らないので、ビスや釘を使って更に打ち込みます。

厚みがある分なかなか抜けませんでしたが、打ち込むビスが曲がったら取り替えて作業を繰り返し、漸く取り外せました。

3箇所全て外し終えました。外したチェーンは一応ピンを抜き切らない程度にしておきます(後で功を奏しました)。

交換後に廃棄せずに取っておいたDURA-ACE CN-7801チェーンを取り付けにかかりますが…。

アレ?

明らかに幅が異なり、チェーンが嵌りません。もっと早く気付くべきでしたが、5速や6速時代の小ギア抜きは柄の部分が厚く、現代の薄い10速用チェーンは付けられませんでした。この後しばし呆然とし、気を取り直してから次の作業へ。

チェーンを元に戻しました。予定を変更して今回入手したホーザン製2本を旧車用にして、前から使っている2本を10速用にする事にしました。だいぶ作業工程が増えてしまいますが、どれも(モノも、作業も)無駄にしたくないので仕方有りません。

ホーザン製は元通りになりました。内が切れていた方は外の長い方から付け替え、足らなくなった長い方には元々使っていた小ギア抜きから外した古いSEDISのチェーンを足して帳尻を合わせました。

このホーザン製小ギア抜きに付いているチェーンは古いSEDIS(セデス)チェーンより更に厚みがあり、足した部分で幅が少し狭くなりました。場所的に実用上は問題無いと思うので良しとします。

続いて10速用を作っていきます。使うのは柄の部分と10速用チェーンと10速用のコネクティングピン。コネクティングピンは買うと高価なものですが、10速用は以前買ったものが残っていたのと、最近はミッシングリンクを使っていて使用予定が無いので遠慮無く使います。

写真(上)の様にコネクティングピンの先は簡単に入りますが、この先の圧入にチェーン切りを使えないので工夫とコツが必要です。幾つかの方法を試しましたが、厚みがあって平らな木材の上に置き、重いハンマーで叩き入れていくと逆側から出たピンの頭は木材に入って行き、チェーンの外プレートも変形する事無く入れることが出来ました。力加減を誤るとあっという間にコネクティングピンが折れますが、その際にはコンクリートなどの固い面に置いて、折れたピンをしっかり穴の上に立てて力加減を変えながら叩いてあげると、そのうち上手くヒットしてピンが入っていきます。

床面と柄の部分に隙間があると、叩く際に部材が振動して上手く入りません。コツは、なるべく振動させない場所で叩けるように配慮する事。何れのやり方でもピンがある程度入ったら、なるべく叩いた箇所が振動しない場所を選んだ上で、強めに数回叩く。これで、外プレート・柄・外プレートに隙間や曲がり無く、上手くピンが収まりました。

10速用が出来上がりました。コネクティングピンで留めた部分の強度に不安がありますが、10速用は固着パーツを相手にする訳では無いので多分平気じゃないかと。

古いホーザン製の5~8速用。10速用同様に柄の部分のピンを叩き入れているので強度が気になりましたが、このあと結構なツワモノを相手に楽勝でした。頼りになりそうです。

うーん、ウットリと見とれてしまいます。ちょっと苦労したので、自己満足度が高めです。工具の機能美というか、自転車パーツの機能美というか、見とれてしまいますね~。私はこういうのが大好きなんだと改めて実感しています。

余談ですが、ホーザン製の小ギア抜きのスプリングは補修パーツとして購入できるみたいです。ホームセンターなんかで代用品は有りそうですし今のところ予定はありませんが、実際このスプリングは使ってみると非常に便利なことを知りました。



post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。