ヨシガイのツーリング用ブレーキレバーとしては高級品。昔のワイマンタイプのクイックリリース方式を採用しているのが特徴で、このレバー自体は比較的新しい製品。グランボアがヨシガイに見本を持ち込んで販売されたって経緯みたい。
なかなか良いお値段ですが、パッケージは伝統の袋入り(笑)
ワイヤーの取り付け。レバーを握って出来た隙間からロード用のインナーケーブルを通していきます。
フード上のアジャスターを抜いてあげると簡単に通ります。
アジャスター、アウターケーブルの順でワイヤーを通しておきますが、この先はレバーと直接関係ないので割愛。
レバー上部にあるU字型の溝にインナーケーブルの太鼓を引っかけます。
通常のレバーだと内部にある回転する太鼓受けに入れるのが意外と大変で、上手く収まらなかったり、収まっても作業中に挟まってイライラしたり、、、これはとても楽っちょ( ̄∇ ̄)b
U字の溝に太鼓がかかったら、ワイヤーを上から引っ張って作業終了。
通常の状態。ワイヤーが引かれている状態だとリリース部品(レバー根本の凸部品)は前方へ押し出されている為不用意に開放してしまうことはありません。
リリース部品を内部へ押し込んであげると開放状態。この作業も横にスライドさせるタイプと比べると大幅に楽。開放幅は見た目以上にしっかりあるのでスライド式と大きく変わらないように思います。もちろんレバーのクイックだけで650×38Aの太いタイヤは外せませんが、少なくともカンティブレーキのチドリワイヤーを楽に外せるだけの開放幅はある。
素晴らしいがそのクイックを戻す作業で、何とレバーを握るだけ\( ̄∇ ̄)/
ひと手間。
レバーの刻印は非常に細かい縁取りの掘り込みですが、細かいぶん仕上げは粗目。これを綺麗にしてみます。
ポリマールなどの磨きクロスで一拭きすると文字の隙間のアルマイトも綺麗になります。このままだと汚れが残るのでパーツクリーナーで軽く拭き上げます。
表面は綺麗になったけど、刻印を触るとザラザラしていてバリを感じます。全体がぼやけてインパクトに欠ける印象もあまり変わらない。パッと見は刻印というより傷に見えるので、縁取りじゃなくてしっかり彫り込んでしまえば良いのに?って思う。
もうひと手間。極細目のサンドペーパーでアルマイトを傷めないように撫でてバリ取り。
続いて、油性マジックで一旦塗りつぶして…
パーツクリナーを浸み込ませた布で余分を拭き取りました。簡易の墨入れですが、キリっとして良い具合になった。細かい仕上げはともかくとして、やはりクイック機構が秀逸でとても良いレバーだと思う。
DIA-COMPE GC202Q
・アルミダイキャストブラケット
・アルミ成形レバー(バフアルマイト仕上げ)
・クイックリリース
・ワイヤーアジャスター付
・カバー:ブラウン、ホワイト、ブラック
・ツーリング車専用
・重量:228g (ペア)
・価格:¥6,000(ペア)
個人的にはどちらかといえばドロップハンドルの方が似合う気がしていました。
良い具合に仕上がって来ましたね〜^_^
やはりドロップハンドルが良いですね。実はニス(の乾燥)にてこずってまして、しばらく乾かそうと今は外してフラットに戻してます^^;
プランBでもう一本作るかもしれません(笑)
ブレーキアーチにクイック機構があるものと、このブレーキレバーを組み合わせて運用しようと思うのですが、輪行時に、ブレーキケーブルをレバーから外す作業は、クイックのないgc202hよりもクイックの付いたgc202qの方がいいのでしょうか。分かる範囲で結構ですのでアドバイスお願いします。
お越し頂きありがとうございます。
ご質問についてですが、ブレーキアーチ、ということは、キャリパーブレーキでしょうか?
キャリパーブレーキのクイック単体でレバーのワイヤを外せるかは、やったことが無いのでわかりません。すみません。
このレバーとブレーキのクイック両方であれば、まず外せるだけの遊びは稼げると思います。タイヤを外そうとなると、フレームの造り(ワイヤの取り回し)やブレーキの解放幅、タイヤ幅等々、単純にはお答え出来ません。
今は別のレバーを使っていて、おぼろげな記憶の限りです。ご了承下さい。
輪行旅、楽しみですね(^_^)ノ
こういうパーツのインプレッションはあまり掲載されてないのでそれだけでも助かります。参考にさせていただきます。
ご丁寧にありがとうございました。仰る通り、この手のパーツは探しても中々ヒットしないですよね。
パーツどうしようとか、あれこれ考える時も楽しいです。良い自転車になると良いでね~(^_^)ノ