メンテした変速機はSUNTOUR α-5000。もう少し調べてみようと思いますが、SUNTOURが下降を辿り始めた頃のモデルじゃないかと思う。
汚れの蓄積は有りますが基本的には使用感の少ない車体に付いてたパーツで、少し磨けば綺麗になりそうです。
フロントディレイラーの分解洗浄はネジ位しか出来ないので割愛。外せるネジ類は外して灯油と真鍮ブラシで汚れを落とし、埃や小錆も除去。最後にグリス&オイルアップして動きも見た目も快調になりました。
が、不覚にもロゴ部分に真鍮ブラシを当ててしまい、文字が消えかかってしまいました。いっそのことロゴは消して磨いてしまおうかとも思いましたが、一応痕跡は残しておく事に…。
リアディレイラー。予想通り?部品点数が多くて組み付けが大変でした。
分解するとこんな感じ。構造自体は理解の範疇ですが、ツル巻きバネを使っている二箇所のピボット部分の嵌め込みに苦労しました。更に、どちらのバネも両端パーツに2~3箇所のバネ通し穴が有って、注意していても間違えてしまいそう。
灯油&真鍮ブラシや固めの歯ブラシで汚れを除去。錆も少々有りましたが、特にケミカル類を使う程ではありません。
最後は液体のピカールで仕上げ。やり過ぎると徹底的にやる羽目になるので、違和感無い程度に軽く軽~く一磨き。
フロントの失敗を踏まえ、ロゴ部分は丁寧に作業してプリントが消えないように配慮。
概ね綺麗になりました。磨いてビカビカにも出来るパーツですが、そこそこに、オリジナル程度に綺麗にしたつもり。動きはとてもスムーズで、汚れを落として丁寧にグリス&オイルアップしてあげると当時の性能が蘇ります。古いパーツの再生はこの辺りのギャップも魅力の一つかもしれません。