8月4日(木)夕
そう言えば、涼しかった,この2~3日は蝉の声が聞こえなかった様な気がする。
散歩の途中の大きな土地持ちの裏にはうっそうとした森の様になった大きな木々があって
今朝4時半頃からアブラゼミとあとはよくわからないが・・・鳴いていた。
4~5年前頃は、狭い我が家の庭からも沢山の蝉が出てきて、スモモやカリンの木に
ヌケガラがいっぱいだったが・・・今年はみないなあ・・・・!
これからかも知れないかもなあ~!


4年ほど前に撮影
家の庭から並んで這い出た後の蝉のぬけがら(空蝉)
夕方~早朝にかけて脱皮する姿は神秘的だ!
蝶々も同じように何故こんなに違うものになるのか不思議だ、又神秘だ。
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数年前に何かで読んだ、記事に句が載っていたのを記憶している。
空蝉の 一太刀浴びし 背中かな

日本人とは凄い、たかが脱け殻でさえ、この様に情緒豊かに生き返らせる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



アブラゼミ ミンミンゼミ ヒグラシ
***********************************************************************************
空蝉と言えば”源氏物語”が・・・・・
若さのほとばしる源氏は 恋の遍歴を重ねていきます。
若さゆえの傲慢さ、未熟さからでしょうか
源氏自身も その恋に翻弄されてしまうのです。
苦さをたっぷり味わうことになる
源氏17歳の夏のことでた。
舞台は中川辺り
寝殿造に中川を引き込んだ風雅な 紀伊守の邸
柴垣を結った田舎風の造りに 涼しい風が吹き
そこはかとなく虫の音がきこえる。
遣り水のあたりには 蛍がたくさん飛んでいる。
女は空蝉、老受領の若き後妻でした。
世の中といふもの、さのみこそ、
今も昔も定まりたることはべらね。
中についても、女の宿世は
いと浮かびたるなん あはれにはべる
世の中というものは いつどうなるか分からない。
とりわけ 女の運命は浮き草のように哀れなもの
紀伊守(きいのかみ)から語られる言葉ですが 紫式部の気持ちだったでしょう
空蝉は源氏に強引に わがものにされながらも
無下に騒ぎたてることはしません。
しかしその後、源氏がいくら言い寄っても 二度と応えることはなく
身のほどをわきまえた思慮深さと その境遇の哀しさは
源氏物語のなかでもひときわ目をひく女性でした。
帚木に例えられた空蝉も 中川も 風雅な邸も
今は姿がなく 恋の舞台として想像するだけになっています。

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こここ今に至っては、男の運命も憂き草のように哀れなもの
粗大ゴミだとか、濡れ落ち葉などと皮肉られ、それでもジット我慢の子で
いなければ、飯も食えない!


そう言えば、涼しかった,この2~3日は蝉の声が聞こえなかった様な気がする。
散歩の途中の大きな土地持ちの裏にはうっそうとした森の様になった大きな木々があって
今朝4時半頃からアブラゼミとあとはよくわからないが・・・鳴いていた。
4~5年前頃は、狭い我が家の庭からも沢山の蝉が出てきて、スモモやカリンの木に
ヌケガラがいっぱいだったが・・・今年はみないなあ・・・・!

これからかも知れないかもなあ~!


4年ほど前に撮影
家の庭から並んで這い出た後の蝉のぬけがら(空蝉)
夕方~早朝にかけて脱皮する姿は神秘的だ!
蝶々も同じように何故こんなに違うものになるのか不思議だ、又神秘だ。
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数年前に何かで読んだ、記事に句が載っていたのを記憶している。
空蝉の 一太刀浴びし 背中かな

日本人とは凄い、たかが脱け殻でさえ、この様に情緒豊かに生き返らせる。


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アブラゼミ ミンミンゼミ ヒグラシ
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空蝉と言えば”源氏物語”が・・・・・
若さのほとばしる源氏は 恋の遍歴を重ねていきます。
若さゆえの傲慢さ、未熟さからでしょうか
源氏自身も その恋に翻弄されてしまうのです。
苦さをたっぷり味わうことになる
源氏17歳の夏のことでた。
舞台は中川辺り
寝殿造に中川を引き込んだ風雅な 紀伊守の邸
柴垣を結った田舎風の造りに 涼しい風が吹き
そこはかとなく虫の音がきこえる。
遣り水のあたりには 蛍がたくさん飛んでいる。
女は空蝉、老受領の若き後妻でした。
世の中といふもの、さのみこそ、
今も昔も定まりたることはべらね。
中についても、女の宿世は
いと浮かびたるなん あはれにはべる
世の中というものは いつどうなるか分からない。
とりわけ 女の運命は浮き草のように哀れなもの
紀伊守(きいのかみ)から語られる言葉ですが 紫式部の気持ちだったでしょう
空蝉は源氏に強引に わがものにされながらも
無下に騒ぎたてることはしません。
しかしその後、源氏がいくら言い寄っても 二度と応えることはなく
身のほどをわきまえた思慮深さと その境遇の哀しさは
源氏物語のなかでもひときわ目をひく女性でした。
帚木に例えられた空蝉も 中川も 風雅な邸も
今は姿がなく 恋の舞台として想像するだけになっています。

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こここ今に至っては、男の運命も憂き草のように哀れなもの
粗大ゴミだとか、濡れ落ち葉などと皮肉られ、それでもジット我慢の子で
いなければ、飯も食えない!


