８月８日（月曜日）蒸し暑い日 それだけで疲れてしまう！
今日は休養日。
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現役当時、会社顧問のＮ先生が”人間：その心の原点”と題して講演と言うか
非常に分かりやすく、人間そのものについての話をされたのが印象に強く
今でも書き留めてあって、時折読み返している。
人間とは”エゴイスティック”のものなんだ！
何故、お墓を人間だけが作るのか？動物は作らないんだ！
それは死ぬ事を知っているからだ！と非常に単純なんだが・・・
１０歳以下までは先ず自殺は無い！それは自我に目覚める前だからんだ。
この線を越えた時に潜在意識の中に有る自我＝エゴが心の表にあらわれてくる。
ピラミッド・万里の長城・秦の始皇帝稜など皆、死を恐れるあまりの
建造物なんだ！（当たっているか？）
個人的にはこれらがきっかけで旅をして観てきた。
権力者が本能からくる生命を守る為に作ったものなんだと改めて思った。
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１０代～７０歳代までを大きくくくると
大凡、 ”游・食・性・立・物・名・生”＝ゆうしょくせいりつぶつめいせい
の様になる。文字の後に”欲”と言う字を付ける。
遊欲・食欲・性欲・立身出世欲・物欲・名誉欲・生命欲
この欲は本能であって誰にでもある。無いと言う人はウソである。
人間が死ぬことを知っている以上は、なんとか元気で家族を守っていきたいと願う。
すると
やっぱり衣食住では、良い食事。良い家庭（住まい）・良い医療を受けたい。
と願うのが普通のことである。
つまり、３０歳前半まで友人でも、特に男の場合はここからライバルになる。
ここから出世街道の立身出世欲の競争になって、ぶつかり合って友情も壊れたりする。
その立身を成し遂げた人は物欲が強くなる。
良いお家・車・庭・衣装とその階層毎での競争比較が起こる。
それも成し遂げれば名誉欲だ！つまり褒章・大きくは文化勲章・ノーベル賞と
いった勲章などへの名誉欲。
まあキリが無いんだ。しかし気持は最高なんだろうと思う。
これも成し遂げた方も。
そうではなくても生命欲が最後に来る。
この様なお話をしてくださった方は丁度７９歳でした。
もうワシは生命欲だな！と言ってました。
皆んなもこの年になればわかるよ！と・・・・
当時は”ふ～ん”だったが、
何も成し遂げていないのに・・・じわじわ実感が・・・！
ただ、
女性の母性本能についてはよくわからないでいる。
以上の様な話の後に一枚の詩をくれた。
直接関係ないが、人間の心情を表すものだ。
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現実
★ 花より団子
★ 詩を作るより田を作れ
★ 桜より梅より楽しい稲の花（尊徳）
★ 生き代わり死に代わりして打つ田かな
未来
● 昨日も又かくてありけり
今日もかくてありなん
この命 何をあくせく 明日をのみ思い煩う（藤村）
生歓
◆ この国の夕焼け空を飛ぶ鳥よ
命の無事を君に伝えよ （シベリア抑留兵）
死哀
▼ 靖国の宮に御霊は鎮まるも
時折り帰れ母の夢路に （大江一二三）
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感性の強い方は涙するであろう。
