色々と都合があって観られなかった『サマーウォーズ』、ついに観てきました。
超絶の悶絶もんでした。
誰かが日本のアニメサイコーって言ってました。
これは家族が主人公だって、たしか監督が言ってました。
なるほどなるほど。
なんか、いろんな意味で日本的なアニメだと思います。
分家とか本家とかの大家族、マスコットキャラみたいなアバター、バーチャのような格闘シーン、数学オタク、強気な(少)女、ゲーム、ヴァーチャル世界のヴィジュアル、どれを取っても日本的であるような気がします。旧来の日本と現代の日本とをごたまぜにして、「家族」というキーワードでまとめあげたような、そんな印象。
ここをああしてほしかった、という希望がないわけではありませんが、でも総じてすばらしかったですよ。いくらなんでも都合がよすぎるとか、そういう批判はあるでしょうけども、でも、なんか馬鹿馬鹿しさみたいなのがこの映画にはあって、といってもけっこうシリアスな状況に追い込まれてゆくことになるわけですが、でもどこかまったりとした、気の抜けた空気感があって、そういう批判っていうのはほとんど挙げ足取りのような、本質を掴んでいない批判である気がします。物語の細部の整合性や合理性を重んじる人であれば我慢ならないのかもしれませんが、この映画の魅力の一つは、その都合のよさを笑って受け止めてしまえるような馬鹿馬鹿しさにあるように思います。
もちろん、その馬鹿馬鹿しさを醸し出しているのは大家族。大騒ぎして、喧嘩して、笑い合って、泣いて、ああいいなと素直に思えてくるところがすごい。本当に、この映画の主人公っていうのは一人じゃないですよ。90歳のおばあさん陣内栄もそうだし(最高の演技だった)、佳主馬も、侘助も、当然健二も夏希も、主人公並みでした。現代のアニメーション作品として集団を主人公にしたところは新鮮で、楽しめました。
ところで、健二が暗号を解いている途中で鼻血を出すシーンでは、『EDEN』という漫画の同様のシーンを思い出してしまいました。人は極限まで集中力が高まると出血するのか?
それはそうと、超が付くほどおもしろかったです。今年は「破」といい、貞本義行大暴れですね。大満足でした。
超絶の悶絶もんでした。
誰かが日本のアニメサイコーって言ってました。
これは家族が主人公だって、たしか監督が言ってました。
なるほどなるほど。
なんか、いろんな意味で日本的なアニメだと思います。
分家とか本家とかの大家族、マスコットキャラみたいなアバター、バーチャのような格闘シーン、数学オタク、強気な(少)女、ゲーム、ヴァーチャル世界のヴィジュアル、どれを取っても日本的であるような気がします。旧来の日本と現代の日本とをごたまぜにして、「家族」というキーワードでまとめあげたような、そんな印象。
ここをああしてほしかった、という希望がないわけではありませんが、でも総じてすばらしかったですよ。いくらなんでも都合がよすぎるとか、そういう批判はあるでしょうけども、でも、なんか馬鹿馬鹿しさみたいなのがこの映画にはあって、といってもけっこうシリアスな状況に追い込まれてゆくことになるわけですが、でもどこかまったりとした、気の抜けた空気感があって、そういう批判っていうのはほとんど挙げ足取りのような、本質を掴んでいない批判である気がします。物語の細部の整合性や合理性を重んじる人であれば我慢ならないのかもしれませんが、この映画の魅力の一つは、その都合のよさを笑って受け止めてしまえるような馬鹿馬鹿しさにあるように思います。
もちろん、その馬鹿馬鹿しさを醸し出しているのは大家族。大騒ぎして、喧嘩して、笑い合って、泣いて、ああいいなと素直に思えてくるところがすごい。本当に、この映画の主人公っていうのは一人じゃないですよ。90歳のおばあさん陣内栄もそうだし(最高の演技だった)、佳主馬も、侘助も、当然健二も夏希も、主人公並みでした。現代のアニメーション作品として集団を主人公にしたところは新鮮で、楽しめました。
ところで、健二が暗号を解いている途中で鼻血を出すシーンでは、『EDEN』という漫画の同様のシーンを思い出してしまいました。人は極限まで集中力が高まると出血するのか?
それはそうと、超が付くほどおもしろかったです。今年は「破」といい、貞本義行大暴れですね。大満足でした。