Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

ベケット・カフェ

2010-04-18 16:39:34 | 文学
本題に入る前に。
朝日新聞に、「1Q84」評が載っていましたが、最後は皮肉たっぷりで、というのもそれは春樹に批判的な斎藤美奈子さんが執筆したからなのですが、まあそれはいいとして、でもなぜ朝日新聞はわざわざ彼女に書評をお願いしたのでしょうか。冷静な(というか冷めた)意見が欲しかったからなのか、単に文芸時評の連載の繋がりからなのか。変に盛り上げる必要はないと思いますが、変に水を差す必要もなかったんじゃないかなあ、と思い・・・

もう一つ。ぼくの本棚に『世界のSF ソ連東欧篇』という早川から出ている世界SF全集の一冊があるのですが、とても大きいくせして、その存在をきのうまでかんっぺきに忘れていました。いつも目には入っていたのに、題名までは見えていなかったんですねえ。う~む、読んでみたいけど、今年中には無理そうかなあ。

というわけで、本題。
ベケット・カフェ第三回公演が6月3~6日に荻窪で行われます。新訳の『プレイ』という作品だそうです。予約は2000円で、当日は2500円。けっこうお安いです。詳細は鴎座のHPに譲りますが(興味のある人は探して下さい)、終演後にカフェ・トークなどもあるそうで、演劇が好きな人は行ってみる価値あり、かもしれないですね。

ベケット・カフェの存在は第一回目から知っていたのですが、まだ行ったことはなくて、今回は初参加してみようかなあ、と考えております。ベケットの劇は実はまだ生で観たことはないんですよねえ。テレビでならあるのですが(『エンド・ゲーム』を観た)。

そういえば、荻窪といえば、駅前の有名な焼鳥屋が壊されて、移転したのですよ。なんでも駅の開発のためらしいのですが、馴染み客の多い、古くからある昭和の趣を残したお店だったので、残念でなりません。いったい杉並区はあのお店を壊してどうしよっていうんでしょうかねえ。跡地をどうしようというんでしょうか。