龍馬伝の最終回、しかも龍馬暗殺シーンにおいて、まさかのテロップ。愛媛県知事選の当確のニュースでした。これに対してNHKには批判が殺到、らしい。
ぼくもこれにはさすがに憤った。暗闇の中での緊迫の攻防が、でかでかと出たまっ白いテロップ(いわゆる字幕テロ)で台無し。NHKは○○で××じゃないのかと、ドラマが終わった後一人で毒づいておきました。
龍馬と中岡が和解し、打ち解けた瞬間、突如として押し入った幕府派による惨殺劇。まるでソローキンばりの急転直下!一瞬にして暗闇になり、無言の惨劇はやけにリアルで、ただ切りつける音と物が倒れる音だけが聞こえる。それまで元気だった主人公が突然襲われ、絶命する。この理不尽さがちょっと恐ろしかった。あ。テロップだけは皓皓と輝いていました・・・
龍馬伝は、全体を通しての視聴率はいまいちだったみたいですが、けっこうおもしろかったです。役者陣の奮闘が目立ちました。福山サンも思ったよりずっとよかったですが、何より大森南朋と香川照之。特に後者のいわば「怪演」。すごかったです。竹中直人に匹敵するんじゃないかと個人的には思っておりますが、とにかくものすごい役者だ。上川隆也はあまり出番はなかったけれども、最後の最後の「龍馬ーーーー!!!」という咆哮で魅せてくれました。さすが。いい役者がいい演技をすると、それだけでドラマはおもしろくなります。『龍馬伝』は色々なところでリアルな描写にこだわったみたいで、その関係かどうか知りませんが長回しを多用してカット数を大幅減、それが役者の自然な演技、というか、演技力を引き出していたように思います。
それにしてもあの惨殺シーンは迫力がありました。リアルな描写の集大成ではないかと。暗殺の理不尽さ、死への恐れ、希望が消尽することの無念、生の儚さ、そういったことが殺しの恐怖にくるまれて無言の映像からひしひしと伝わってきて、『龍馬伝』の中でも屈指の名シーンだったと思います。それだけに、制作陣はあのテロップに怒髪天を衝く思いでは・・・。何より視聴者の気が殺がれてしまった事態を無念に思っていることでしょう。NHKの罪は重いぜよ。
ぼくもこれにはさすがに憤った。暗闇の中での緊迫の攻防が、でかでかと出たまっ白いテロップ(いわゆる字幕テロ)で台無し。NHKは○○で××じゃないのかと、ドラマが終わった後一人で毒づいておきました。
龍馬と中岡が和解し、打ち解けた瞬間、突如として押し入った幕府派による惨殺劇。まるでソローキンばりの急転直下!一瞬にして暗闇になり、無言の惨劇はやけにリアルで、ただ切りつける音と物が倒れる音だけが聞こえる。それまで元気だった主人公が突然襲われ、絶命する。この理不尽さがちょっと恐ろしかった。あ。テロップだけは皓皓と輝いていました・・・
龍馬伝は、全体を通しての視聴率はいまいちだったみたいですが、けっこうおもしろかったです。役者陣の奮闘が目立ちました。福山サンも思ったよりずっとよかったですが、何より大森南朋と香川照之。特に後者のいわば「怪演」。すごかったです。竹中直人に匹敵するんじゃないかと個人的には思っておりますが、とにかくものすごい役者だ。上川隆也はあまり出番はなかったけれども、最後の最後の「龍馬ーーーー!!!」という咆哮で魅せてくれました。さすが。いい役者がいい演技をすると、それだけでドラマはおもしろくなります。『龍馬伝』は色々なところでリアルな描写にこだわったみたいで、その関係かどうか知りませんが長回しを多用してカット数を大幅減、それが役者の自然な演技、というか、演技力を引き出していたように思います。
それにしてもあの惨殺シーンは迫力がありました。リアルな描写の集大成ではないかと。暗殺の理不尽さ、死への恐れ、希望が消尽することの無念、生の儚さ、そういったことが殺しの恐怖にくるまれて無言の映像からひしひしと伝わってきて、『龍馬伝』の中でも屈指の名シーンだったと思います。それだけに、制作陣はあのテロップに怒髪天を衝く思いでは・・・。何より視聴者の気が殺がれてしまった事態を無念に思っていることでしょう。NHKの罪は重いぜよ。