9/14(金)
埼玉県にある堂平山観望会へ友人に無理を言って連れて行ってもらった。
途中、友人Mちゃんにハロウィン使用のお菓子を買っていく(横に写った3つのドーナツは別)
堂平山の上にあり 途中の峠の道が けもの道の様で前回は帰りに狸が出た。
今回も何かいないかと必死で見ていたら キツネが横切った!
野生のキツネ、前回日曜に一匹、初めて見たが一週間もたたないうちに二匹目を見れた!
今週は私と友人Mちゃんはキツネ運がいい。
仕事が終わり東京から友人へのお菓子を買いつつ急いで無何有がやはり8時は過ぎるが まあ、大丈夫である。
頂上に着き車を開けた瞬間
「寒っ!!!」ビックリする寒さと強い風で 「寒い」と思わず言ったが
半袖の透ける様な記事の服だが 寒さには強いし この9月中旬程度・・・なんて事もないが
友人Mちゃんは寒がりでがたがた震えている
天文台では小学生の少年らも「寒い寒い」と 寒いを連呼する。お前ら小学生男子だろ!!!
若目の母親がブランケットにくるまり震えている
小学生の子供がさすって温めている・・・どんだけ寒いんですか・・・
たしかに凄い強風・・・!冷たい風なのはわかるが むしろ心地よかった。
平気そうな人たちもいると思えば長袖の防寒着を着ていた。
天文台のホームページに長袖の暑着で・・・と書いてあったのだが友人に伝えるのを忘れていた!
だが、とっさに「寒い」と発した私だが、そのあと空を見上げて満点の星に驚愕し
星が凄い凄いとしか言葉を発していない。
おそらく人生2回目の観望会で興奮状態だったのかもしれない
そんな寒い中らしいが私だけ気にならない、寒空での観望会。
しかし本当に見事な星。観望中前後は曇っていたのだがこの時は星空指数123%ってとこだ(3は何だ?)
新潟の田舎でみた星と全く同じで天の川がクッキリ
誇りが密集したように細かく星が見える天の川(視力によってはぼんやりに見えるかもしれない)
また関東一の夜景と言われ
スカイツリー 千葉房総、横浜と見事に見渡せ
Mちゃんも夜景を見て、スカイツリーを探していたりしたが
私は星ばかりに気を取られ、夜景はそこそこに 望遠鏡にかじりついたままだった。
ドームの91㎝巨大望遠鏡
ここで私が見たのはM13
この巨大望遠鏡では全体図ではなくかなり拡大された姿となって映し出されていた。
わたしは8時半頃到着し、見たのだが、もっと早くからいた人達はもっと別の天体も見たはずである。
それを見終わると、手作りのおにぎりや料理が販売されているのでそれを買う。
豚汁やら、ブルーベリーヨーグルトやらあった様だが 私が行ったときには完売し
おにぎり、とうもろこし、いちじく、ドーナツのみであった。
温かいお茶はサービス
おにぎりはゴマや栗が。
若いが、甘いイチジク
ドーナツの中にはブルーベリーとレーズンが。
天文台の下にブルーベリー畑がありそこで摘んだり、ジャムにしたりできるらしい。
食後再び外へ出ると人がかなり少なくなっていTたが、望遠鏡はまだあったので
Mちゃんが夜景を見に行ったときにすかさず望遠鏡につっぱしる。
ちなみに夜景はかなり見事である。
こちらは東京都は反対の方向
写真だと難しい
私がみんなが帰った後も延々と粘って見ていた為、最後は貸切状態となり
リクエストを聞いてくれると言ってくださり、どんどんリクエストする。
まずはドーナツ星雲
M57
(この写真はその堂平山天文台で撮影された物) 距離 1,410光年
M57は、リング状の惑星状星雲で、環状星雲、リング星雲、ドーナツ星雲などと呼ばれるらしいが私は「ドーナツ星雲」と呼ぶ。小口径の望遠鏡でも楽しむことができるとかで
夏の天体主役のひとつ。
この星雲の正体は、星の爆発で球状に広がるように飛び散った物質が、中心星からの紫外線を受けて蛍光灯のように光っているものです。球状のガスの殻を遠くから見ると周囲がリング状に見えるという、教科書の解説どおりの姿を見せてくれています。
常に見事な姿となり、巨大な環の中に吸い込まれそうな感じがして、ますます楽しくなってきます。環の中心部にも淡い星雲が広がっている様子も見えてきます。
(AstroArts星空ガイドより)
そのうち、ここに雲が遮ってしまい、観測を「アルビレオで!」とリクエストし
アルビレオを見せてもらう。赤と青の星がとても可愛らしい。
次にM57距離 975光年
(堂平山天文台で撮影された物)
M27は数ある惑星状星雲の中で、おそらく最も立派なもので、こと座のM57(環状星雲)の約5倍の広がりを持っています。その姿がスポーツの筋力トレーニングに使う鉄あれいの姿に似ていることから、あれい状星雲と呼ばれています。しかし、巨大な座布団が空に浮いている感じとか、魔法のじゅうたんとか、あるいは、丸い煎餅を両側からかじった姿とか、人によって様々に形容される星雲です。中心星は12等級で、星雲の大きさが、100年間に6.8"拡大していることから、3~4,000年前に爆発が起こったものと考えられています。
見つけ方
近くに明るい星がないので、導入には多少の慣れを必要とします。はくちょう座のβ星(アルビレオ)を中心に、こと座の四辺形のはしにあるγ星のちょうど反対側に位置しています。ここには5等級の星で形作られる台形がありますが、その長い底辺の真ん中に6等級の14番星があります。M27は14番星のすぐそばに見つけられます。慣れてくればこの台形はすぐに見つけられるようになります。アルビレオ(3.1等)からは28.9m東、5゜15'南です。大きく明るいので、ファインダーでもその位置を確認できます。
(AstroArts星空ガイドより)
ちなみに私はリボン型みたいだと形容していたが、実物を見ると
わた菓子みたいであった。もわもわしている。
最初に巨大望遠鏡で見た
ヘルクレス座/球状星団(V)
(堂平山天文台で撮影された物)
距離 26,000光年
解説
M13は北天最大の球状星団です。美しさでは全天一とも言われるこの星団は、小口径でも大口径でも十分楽しめる素晴らしい対象です。日本では南中するとほぼ天頂付近になるため、大気の影響などを受けにくく、シーイングの良い時の見え方は非常に見事なものとなります。
見つけ方
ヘルクレス座の胴体を形作る辺の、かんむり座寄りの北西にあるη星と、中ほどのζ星の真ん中から、ややη星よりのところです。明るさは5.7等、位置が分かっていれば、肉眼でも見られます。ζ星(2.8等)からは0.4m東、4゜52'北。ほぼ真北に5゜と覚えておけば十分でしょう。明るいので、ファインダーでもすぐ位置が分かりますが、恒星のイメージです。
双眼鏡
7×50の双眼鏡では、周辺がにじんで見えて恒星像とはあきらかに違うことが分かります。さらに大きな双眼鏡で見ると、星雲状のイメージがますます大きく見えてきますが、個々の星を分解することはできません。
10cm
60倍程度では、中心が明るい大きな丸い星雲状に見えます。すでに数個の微光星が見えはじめていて、なんとなくざらざらした感じが美しく見えます。空の条件が良いときに120倍程度にすると、像の明るさもさほど薄れることなく、周囲がざらざらした感じに見えます。目が馴れてくれば、びっしりと微光星が見えてきて実に壮観となります。このクラスで十分楽しめる数少ない球状星団です。これより小口径でも、高倍率をかけると、かなり見応えがあり楽しめます。
20cm
倍率が低いと星雲状ですが、150倍程度に倍率をあげると、視野に広がる大きな丸い光斑の周囲から中心付近にかけて粟粒のような星が無数に見えてきて、たいへん見事な眺めです。
30cm
中心まで星に分解でき、その眺めは筆舌に尽くしがたくなります。(AstroArts星空ガイドより)
距離 26,000光年とか、地球でたとえる気にもなれない位に遠い遠い昔の姿を今見ている。
そして最後にリクエストしたもの
アンドロメダ座/M31 距離 222万光年
解説
アンドロメダ大銀河M31は、日本から見える銀河としては最大のもので、天文ファンのみならず広く一般に知られている有名な天体です。M31の広がりは満月を横に5つ並べたほどもあり、肉眼でもはっきり見える明るさを持った銀河の王様です。秋の観望会では、誰もがまず最初に望遠鏡を向ける対象です。
見つけ方
アンドロメダ座のα星、β星、γ星はほぼ等間隔に並んだ2等星ですが、真ん中のβ星からカシオペア座に向かって、アンドロメダ王妃の腕がμ星、ν星と伸びています。この先にぼうっと広がる淡い光芒がM31で、肉眼ではっきり見えます。 都会地でも、双眼鏡なら位置が分かります。β星(2.1等)からは27.0m西、5゜39'北。
双眼鏡
肉眼でも細長くのびた姿が見え、大きな銀河であることが分かりますが、7×50~10×70の双眼鏡では視野を覆うように巨大な楕円の光芒が広がり、M32の丸い小さな星雲状の姿、M110のM31をミニチュアにしたような姿も同時に見え、とても見事な眺めとなります。さらに大口径の双眼鏡では、淡い光芒の中に腕を思わせる濃淡が見え感動的です。望遠鏡で見るより、大口径の双眼鏡で眺めるほうがはるかに美しい対象です。
10cm
中心部を拡大しても、ぼうっとした大きな楕円の光斑が見えるだけでおもしろくありません。40倍程度の低倍率で中心の強い明るい光斑のまわりを観察すると、光芒の片側が急に暗く落ち込んでいることが分かります。これが写真では腕の部分となります。
20cm
腕の部分の濃淡はより明瞭に見えますが、球状星団のように星が見えてくるわけではないので10cmとあまり印象は変わりません。これより大きい口径でも同様です。観察する時にはできるだけ低倍率にして広い視野で楽しんでください。
大きな望遠鏡で見たが「ガンマ星を」と勧められ 銀河の中心を見る。
この地球のいる銀河のお隣のアンドロメダ銀河を!そのうち40億年後に衝突すると言われる銀河を。
借りきりになっていたので色々リクエストしては見て・・・
関係者の人と話をしつつ目は望遠鏡をのぞき 望遠鏡にくっついたまま放さない。
230万年も前、まだ人類の祖先じゃなかった
先祖の原人さえ存在しない昔の姿をこうして見ている・・・ロマンに浸っているとMちゃんがやってきたのでM31を見せた。
分かってはいたが 巨大化した望遠鏡の中のM31の光は 相当銀河好き、天体にロマンを見る人でなければ
「ふうん」と5秒ほどで終わる。
たしかに写真とは違い見ごたえは無い。
今回は M13(小口なら見ごたえある)M57、M27、M31
天体知識が皆無だったり、メシエ天体に興味が強くない限りは
何も知らずにこれらを望遠鏡で見ても、暗いぼんやりな存在だったり
と、あまり巨意味をそそられないかもしれない。
これらがどういった物でどれだけの距離、巨大さ・・・など宇宙の神秘をわからせてからやっと見る価値を感じるかもしれない
が・・・私はM42以外、初めての望遠鏡でもメシエ天体
いきなり急に衝撃的な物が見れてものすごい感動!!!
しかも余らは天の川の星がびっしり!
木星は少々時間が遅くなってしまう今の時期。土星はもう早々に沈み観測困難
今回はジミに感じた人もいたかもしれないが 私には豪華な観望会だった。
そして何より 見ながら係りの方と話している時
それだけ詳しいならボランティアで星の説明などしてほしい
とスカウトされ、名刺ももらえてしまった!!!!!
これが凄まじくうれしい!!!
やりたいっ!!!!!!やりたいっ!!!!!が、観望会の日は仕事の為 終わって即効急いでもやはり8時着になってしまいもう後半となってしまう。
くやしすぎる!!!何とかして出来ないものか
色々考える。
とりあえず私の天体への情熱は伝わっていたらしくよかった(そりゃ、望遠鏡にひっつたまま離れないかったからなあ)
この様に、天文台でもボランティアスカウトをされてしまった!これはとにかく大きなチャンスでありものすごく嬉しい。
また、
キツネ、M57、M27、M13、M31、アルビレオを 貸切のようにしてみる事が出来た!
天の川も星もビッシリ、夜景も見事!!
そして帰りに木星が昇ってきた。
帰宅後に木星に自作望遠鏡を向けると これがよく見えて
いつもは木星の縞模様が1本しか見えないと言う母も
ちゃんと2本見る事ができた。
いつも以上にハッキリしていた。
何から何まで素晴らしい一日であった。
もうすぐ観望会で惑星が主役となるだろう・・・母もつれて見に行きたいものである。