8日(月)、コデ研の受講生の皆さんと、福岡 太宰府の『地域日本語教室」を視察に行きました。
この教室は、10年以上の歴史をお持ちで、その設立に携わられた方にご案内いただきました。感謝、感謝です。
教室は、五条駅に隣接した1階がスーパーである、いきいきプラザ(?もしかしたら名称が違うかも...)という複合施設の2階部分の会議室で開催されています。かなり広い部屋で、教室形式で使用すれば100名ぐらいは収容できるかなぁという広さでした。そこで、6,7のグループに分かれて、ボランティアの日本語の先生、お一人が、2名程度の学習者に日本語を教えられていました。
フィリピン、ベトナム、ロシア... 中国の方々はちょっと用事があり、教室の後半に見えられ、お茶会にご参加された... 気軽に来れる、教室の後にお茶会がある... 微笑ましい風景です。
太宰府の人口は6万6千名程度... 外国人登録者数をお聞きするのを忘れたが、現在、留学生が多く、中国人と韓国人が上位を占めているという...
教室へは、国際結婚をされている方々が多かったように思う...
この教室の特徴は、日本語ボランティアは、420時間の日本語教授法を受講された方、あるいは受講されている方々であるということ、だと思う。ここは、こだわりの表れで、生活に必要な日本語を正確に学んでもらいたいということであろう... (福岡が行っている60時間程度の生活日本語ボランティア養成講座の受講生も、ここではボランティア活動が出来ないことになる...)
この420時間をボランティアの要請.... 熊本では...?、正直出来ないと思う...でも、生活日本語ボランティアとして活動していただくための資質.... 何らかの養成課程は必要だと、今さらながら感じた...
また、当方の「くらしのにほんご」くらぶ同様に交流機能が大切にされている。前述の教室後のお茶会のそうであるが、お花見、クリスマス会などが開催されている。そんな中、巻き寿司に挑戦!は、これは熊本でもやってみたいと思った....
イベントも無理に参加してもらう(何か参加して役割も持たせる)のではなく... 自然体で楽しく無理なく参加できるような内容にすべき... → 交流は大切ということですね...
さらに、ここの教室は、行政からの委託事業ということで実施されている。公設民営ということで理想であり、財源がしっかりしていると思った... ところが、丸投げとのことで... 丸投げでも行政側に理解があれば良いが... 教室運営側から定期的な報告なり、課題提起、今後の提案などがなされていれば問題はないだろう... 理想は、行政側から定期的に視察に来られたり、情報交換の会議がなされると、さらに良いと思う...(もしかしたら、太宰府では、既に、実施かも... )
ボランティアの方々は、学習者の相談にも積極的に対応をされているとのこと。ただ、プライベートでのお付き合いはしない、何かに誘う時も全員に声をかける
これからも大切なことだと思いました。
色々と多く学ぶことがありました...
この学びから、熊本は熊本型の地域日本語教室の形態を考えることが必要だろうというのがhirがまとめてとして思ったことです。 熊本は外国人住民が散在している、そんな中で、地域が一緒になって外国人の方々に情報提供をしていく、そして同じ地域に住む住民として、豊かな社会を作っていくことが大切だ... そのためには、生活日本語ボランティアは、その同じ地域の人が行う、だから、日本語教授法の資格には拘らない... そして、コデ研に参加された受講生の皆さんが、場作り、情報提供面から支援する... 場所が、行政や地域が提供する... どうだろうか....