きふブロ!KIF・熊本市国際交流振興事業団のブログ

What's “きふブロ”?→KIFのボランティア、インターン、スタッフが綴る楽しい、ちょっと為になる国際交流のブログ!

インターン

2009-10-29 19:30:34 | インポート

インターンについて大学で懇談会があり出席した。

国際交流会館では、通年で多くの大学からのインターン、また小学校の調べ学習、中学生のナイストライ事業、高校生の社会体験、また他県他市からの行政視察、さらに海外からの会館視察などを受け入れています。

そんな中、インターンについては、単ある職場体験ではなく、学校で学んでいることを如何に社会貢献につなげることができるか、学校での学習テーマが如何に社会の現場で活かせるかをトライする場にしてもらいたいと考えている...ぴかぴか(新しい)

インターンシップを体験した学生の反省会でのコメントは:
・社会の厳しさを知った

・社会の場において今の自分に欠けていることを知った.. 結果、将来の努力目標が明確になった

・毎日同じ時間に出勤しなければならない辛さを知った...

・あいさつの大切さ、ただ、あいさつするタイミングは難しい...

・社会マナー、話し方について学んだ

等々であった。

インターンを体験した学生が、成長、変わっていく様子が分かる... この点は評価すべき点であると思う。送り出す学校サイドでは、学生の皆さんに社会を経験してもらい、卒業後の進路についてミスマッチを少なく、それぞれの適性を見出してもらうフォローと考えているものと理解する。

受け入れる企業側...今回は経済、法律の学科であったため、行政、司法書士、会計事務所が多かったようだ...  行政機関も多かった... それぞれに学生の皆さんに少しでも社会を作っている仕事を知ってもらいたいという気持ちで接しておられた...

懇談会に出席していて、国際交流会館は「ちょっと異質かな」と感じた... 国際交流会館が担っている業務については事前に知ってもらっておく、これを前提に学校で学んでいることを、如何に社会の場、国際交流会館の業務の中で活かせるかを考えてもらう... そして実際のインターン実習が始まる... 体験したことが社会貢献となり、さらに学校へ戻った後で今学習していることと社会現場をつなげて考えられるようになる... そんな過程を考えたい...


写真展「ガザの日々」(予告)

2009-10-21 13:08:51 | インポート

11月1日から、国際交流会館1階エントランスロビーで、写真展「ガザの日々」を開催します。(主催アムネスティーインターナショナル熊本グループ)

フォトジャーナリスト 大月啓介さんが、今年、ガザを訪れ、現地で感じ、そして撮影された写真40枚を展示予定です。

大月さんのメッセージです:
遠く中東のパレスチナから、時おり私たちに届くガザの姿。生活を締め上げる封鎖、一瞬にして奪われる多くの命。しかし、過酷な状況の中、穏やかな「日常」 の時間もそこには存在しています。支えあい、笑いあいながら、たくましく日々の営みを続ける人たちが、そこに生きています。さまざまなガザと、人々の姿を見ていただければと思います。


外国人のための防災

2009-10-16 16:57:21 | インポート

13日(火)、熊本市国際交流会館で、外国人のための防災訓練が開催されました。

仙台市が作成した外国人のための震災情報に関するDVDを視聴した。(やさしい日本語版、途中、「亡くなった」ではなく、「死んだ」と直接的な表現...なるほど、こちらの方が理解できる。)色々な国の人たちへインタビュー、地震を体験した外国人が以外と少ないことが分かる。インタビューの中で、少しの揺れはスリルがあって...という感想もあった...あせあせ

DVDを見た後、3つのグループ(英語、中国語での通訳が必要なグループ、日本語でのグループ)に別れて、消火器訓練、119番通話訓練、ロープの結び方訓練を行いました。

消火器訓練では、「火事だ~衝撃」のかけ声と一緒に消火活動...
煙に巻き込まれないように這うように進む、階段は、逆スパイダー歩行...

ロープ結びは、2つの結び方を学ぶ... 重さ2トンに耐えるというから驚きである。

そして、問題の119通報訓練 火事か救急か... 住所、名前をゆっくりはっきりと伝える... これが、なかなか難しい...あせあせ(飛び散る汗)あせあせ

焦れば焦る程...早口となり伝わらない... 固定電話であれば、逆探知で居場所が分かるが、今、携帯だけを所有している外国人も多い...

この119番通報は、外国人にとって課題として残った。体験した外国人の方々も不安に感じられていました。1つは電話を受ける消防側で、多言語対応ができる体制をとること... もう1つは、外国人側に日本語での生活オリエンテーションを行う、さらに定期的な防災訓練を行うことが必要であろう...
(日本人でも、定期的に防災訓練を行わないと、大事なことを忘れてしまう...)

お昼は、避難所訓練.. 外国人は、「国籍が違う自分たちを避難所が受け入れてくれる?」、食事、毛布などの支給は受けられるのだろうか...不安に駆られる... 避難所では、誰でも平等にサービスが受けられる... 外国人に、この事を知ってもらうことが大事である... 宗教上、食べられないもの... 色々な文化違いについて、市民-外国人が相互に理解しあう..

最後に、参加がそれぞれに自分たちの住むエリアについて、振り返ってみた。
壊れそうな壁、高いビル、狭い道、橋...はないか。
また、避難所の確認... 

外国人の防災... 未然の防御、そして起こってしまった後の対応...の2つがチェックポイントとなる。  

さらに大事なことは、外国人自身が、自らの安全は自ら守るということであろうexclamation ×2


接遇研修

2009-10-16 16:45:03 | インポート
接遇研修...

人は「自分を大切にされている」と思えたときに、喜ばしく幸せな気持ちになります。

接遇の源は、「相手を大切に思うこと」「心配り」である。

そして、仕事において大切なこと...
1.積極性
2.コミュニケーションを大切に
3.熱意

そんな中、現状維持ではなく努力することが大切...

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コミュニケーションにおいては、言語でのコミュニケーションに加え、非言語コミュニケーションが「言いたいこと」を伝える力は大きい...

身だしなみ、立ち振る舞い、姿勢、会釈....

男性は、足を揃え45度ぐらいに開く、片手の拳をグーにして、もう片方の手で被せて前で組む... ありがとうございました...などあいさつ後に30度のおじぎだそうだ...

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電話応対、相手が見えないだけに注意したい...ちょっと高めのトーンで元気よく... おはようございます、○○でございます。

名指し人が不在の場合は、いつまで連絡させる、などを明示する、そしてフォローも必要となる。

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思いやりの言葉遣い...

クッション言葉
・申し訳ございませんが~
・恐れ入りますが~
・失礼ですが~
・お手数ですが~
ご存じのことと思いますが~

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相手とのコミュニケーションで...

相手の言いたいこと、希望を良く聞くこと... 一旦すべて受けてしまうことが寛容である...、特にクレームの場合は...

コデ研 第6回 防災、医療

2009-10-16 16:26:40 | インポート
地域日本語支援ボランティアコーディネーター養成実践講座 第6回目は、第1部 外国人と防災、第2部 医療現場というテーマで、それぞれ多文化共生マネージャー 高橋さん(船橋市)、SIAK 最相さん(熊本市)に、お話しいただきました。

防災、医療、どちらも地域日本語教室のテーマとしては大変重要なものであります。予防、あるいは事前地域として、日頃から学習者、そして日本語ボランティアが持っておくべき知識です。まさかの時は、それぞれの母語でのコミュニケーション方法を如何に支援するかに変わっていくことが共通点と言えるでしょう。

第1部 防災:
事例)阪神大震災 
死者 約6500名(うち 外国人174名)

*関西に住む在住外国人8万人(うち6万人が日本語が理解できる~在日朝鮮・韓国人が多い、2万人は日本語能力が十分ではない)

*避難所で亡くなられた方々も多い(日本人を含めて)、原因の1つにエコノミー症候群がある。 水分をとらないことが原因、トイレに行きたくないため、水分を自制してしまう...   ー(長音記号1)  避難所の生活は、食事、生活用品など不自由はないが、極端にプライベートがない... そしていつ開放されるか分からない過酷なものである。

*避難所での外国人 ー(長音記号1) 1つの事例)配給物 「ご自由におとりください」と案内されている。日本人の常識の範囲で、必要な分、例えば、家族の分のみを取っていくだろう... でもある国の文化によっては、文字通り「好きなだけ、あるいはあるだけ取っていく」... それを見ていた日本人が、それを口伝えで広めていく...耳 結果は、そこに強盗団が... 
ペルー人は、こんな極限の状態では自分たちの生命を守るために、何処にいけば食事が確保できるかを考える... となると日本ではコンビニがターゲットに...

*震災時における外国人からの相談、内容の上位は... 1)お金に関すること、2)仕事に関すること、3)住まい、4)入国管理(ビザ)関係... 5)医療となる。

そんな阪神大震災から見えてきたこと.. 普段からの交流が大切である。普段からできていないことがまさかの時にできるわけがない。 震災時には、日常の現象が増幅される...

災害時に外国人が直面する課題をまとめる...

1 言葉の壁  

移動手段で、「JRは”フツウ”です。」 危険・警告 地震からすると不通、動いていない...でも、外国人には、普通列車は動いている、と取れるかもしれない。
2 制度の壁 

規則は仕方ないこと、でも、その規則という壁をなるべく低く低く..できるはず...

3 こころの壁

もっとも高い壁かもしれない... でも、ボランティアとしてできることはこのポイントだと思った... 人と人の付き合いから、こころの壁を如何に和らげる...ボランティアができることかな... 日本人も外国人も同じ住民として、お互いにできること、それは普段からの信頼、交流から生まれてくるもの


新潟での地震... 長岡、柏崎...  避難所に入った外国人のパーセンテージは15%と言われている。(外国人人口の...)

震災時、外国人が集まってきたところ...市役所... 停電時... 自家発電があり、明かりがあるところ... 外国人は避難所を知らないこともある... 

外国人を支援するボランティア活動が始まる...
かわいい日本人被災者と同じ支援、サポートを受けられるための支援であること

かわいいそれは、日本人被災者と同じ支援、サポートが受けられるための多言語情報支援である

誰もが受けることができるサポート以上、以下でもないこと... (また、普段やっている以上のサービスはやるべきではない) ボランティアの皆さんは朝センターに集まり、打ち合わせ後に各避難所へ行き、外国人の方々の様子、お話しを聞いて回る。まずは、お話しを聞くことが大切である。そこでの課題を持ち帰り、他地域への多言語翻訳に出す.... その翻訳が5時間程度で帰ってくる。それを対象者へ届ける....

そして、そのボランティアはお互いに顔の見える人たちである、その顔の見える関係は普段から作られるexclamation ×2衝撃

質問で、15%の避難所にいる外国人の他の残りの85%の外国人は...? 



85%の外国人には支援はできない... まず、対象は避難所で外国人となる。残りの85%は大丈夫なのか... 普段から外国人の方々には防災に関する情報を知ってもらうことが大変重要になると考える。まず、避難所は国籍などに関係なく、誰でも利用できること、さらに、その地域での災害の起こる可能性や自分の地域の避難所の確認などを日頃から確認しあう体制がとれていること、が最も大事であると思う。まずは、予防、備えを電球
そのためには、外国人登録などの併せて、生活オリエンテーションを開催することもできると思う。そして、自助の大切さ、そして、まさかの時に対する備えをexclamation ×2