10月23日(土)黒髪小学校で、外国人のための防災訓練を開催しました。 黒髪地区で開催した理由は、この地区には、留学生をはじめとした多くの外国人の方々が在住されているからです。また、この地域は、細かい路地が多く、古い家も多いため、外国人の方々に地域(避難通路、避難所など)を知ってもらうとともに、地域の日本人住民の方々との日頃からの交流を図ってもらいたいという意図がありました。
10時から、震災のDVDをみました。 そして、そのDVDが終わる頃、ぞくぞくと外国人家族が到着しはじめました...
体験として、体育館内で、119番通報訓練、AEDと応急処置、煙体験、消火器訓練を行いました。
119番通報は、昨年に続き、課題が残りました。 火事の場合、何が燃えている、場所の詳しい説明... 救急の場合、詳しい症状... まずは、火事か救急か、そして名前と住所を正確に言えることがもっとも重要であることを知ってもらいました。
後は、繰り返しの訓練 - これは最低限の生活日本語を学ぶことでしょう、一方、地域日本語の最初の方で、この119番通報に使う日本語を学べるように計画することも大切であると思います。 一方、消防側での多言語への対応も必要と思います。
AED、応急処置... 難しかったですが、これは日本人も同じでした...
お昼には、アルファ米、スープ、カンパンの非常食で昼食を取りました。
お昼からは5つのグループに分かれてDIG(DISASTER IMAGE GAME)を行いました。 実際に,黒髪地区の地図を使い、その上に、自分の家に印をつけました。そして、大きな道、学校、病院などの位置を確認しました。そして、地震が起きた時に危険になる箇所に印をつけていきました。
実際に暮らしている地域のことを知ること、そこでの危険なところや地震が起きた時の避難経路や学校などの避難場所を確認しました。地域の方々にもご参加をいただき、ご近所関係を構築しました。自治会、及び民生児童員の方々にご参加をいただきました、感謝です。
DIGでは、外国人家族の小学生の子どもたちが活躍して、地図に書き込みをしていきました。 時間の関係もありますが... 参加者同士で、黒髪地区の様子を話し合い、他のグループに対して発表をする時間がとれると良かったと思います。より深く自分が住んでいる地域を知ることが出来るからです。
まずは、今回の訓練をとおして、外国人、日本人住民が知り合いとなり、地域の色々なイベントで国際交流が発展していけば素晴らしいと思います。そしたら、きっと防災に強い... 多文化共生の豊かな「まち」がつくられて行くことを思います....