
越中富山の薬売りじゃなくて、うちが頼んでいるところは奈良から来られている。
薬売りは「スパイ」だった説とかあるように各家から話を収集し、またその情報を伝えるって感じだなと昨日、おとーさんとも話した。
今、回ってきている人はとても調子がいい人で(いろいろ)、話がとても面白い。
今回の話で面白いなと思ったのは、この半年まわっていて「コロナにかかった」という人が結構いて、そしてその人たちが言われるのは
「置き薬が効いた」と。
ここは漢方が主流で成分が「桔梗・地竜」エキス配合。
あとアセトアミノフェンなど。
「ねつ・せき・たん・のどの痛み」の緩和。
ふつーの風邪薬だわ。
年配の人でも軽く済んだ人が多かったそうで
「薬のおかげで命拾いしました」とか言われたそう。
まあ、どうなんだろうな。
うちの話もついついしたくなり、おとーさんの会社で何人か出て、濃厚接触者ではないけどおとーさんは無料の検査を受けに行った話や、私のワクチンの副反応がきつかった話をした。
病院でもらったカロナールがあまり効かなくて、この置き薬の方が効き目が早くて楽になったとか。
きっとこの話もよそでしたり、会社に持って帰るんだろう。
置き薬は高いようだけど、うちには便利でそしてこのコロナ禍の中、安心できるアイテムだった。
ドラッグストアがたくさんあるけど、いざ必要となるのは夜が多いし、何より使おうと思ったらおとーさんが全部飲んでいて「ない!」って事が多々あった。
今は、意外と「高い」というのがストッパーになっている。
ただ、これまで回ってきてくれていた人は前日に
「明日、お伺いします」と連絡があったのに今のまわってくる面白い人は直前に「あと15分ぐらいでお伺いしてもいいですか?」と連絡が来る。
いいんだけどさ、来るときに玄関に置いている猫グッズ(爪とぎ、コブのゲロ用マット)をのけないといけないのが大変ぐらいだし。
昨日は、朝にコブがゲロして下の玄関マットまで汚して洗っていたので、慌てて取り入れて敷きなおした。
代金に関しては大体来るのわかっていて、お金も用意しているし足りないという事はない。
そう、子育て終わってローンが終わってから突然何かあってもすごく困るという事はほとんどなくなった。
なので置き薬も頼もうと思った。
今人生でというより大人になってから初めて・・・ではないな2回目のあまりお金に困ってない状態になった。
1回目はよく考えたら、デザイン学校を出てちゃんとそこそこの会社に就職したときは困ってなかった。
実家暮らしだったし。
ただ、デザイン学校の時は、完全に自分の収入で(それまでにも貯めた分も含めて)学費や画材、そして衣服なども買っていたのでいつも困っていた。
絵具などで汚れてもいいように黒のジャンスカをいつも着ていた。
バイトはぎりぎりまでして実家にもお金入れていたし。
結婚してからは必至で働いているのに、まあ片一方がざるなので手に残らない状態。
子どもには私のように苦労はさせないと必死だった。
なんとか大学・大学院まで行かせることが出来た。
そして家のローンが終わり、嘘のように楽になった。
昨年、少しトラブルがあったけど最悪な事は避けられ、むしろ良くなったかもしれない。
やれやれだと思っている。
一番は、息子が独立したことが大きいんだろう。
その息子なんだけど、引っ越しをした。
3回目だし、結構偉そうなこと言っていたので気にしなかったんだけど、わたしには想定内だけど息子にはそうじゃないトラブルが起きて本人はちょっとパニックになっている。
息子から話を聞いたときに「そんなので信用して大丈夫か?」と思っていたらやっぱりそうだった。
息子が大丈夫だ、東京はこうだと言うので黙っていたけど、やっぱり親の方が正しかった。
正直「東京って怖いところだな」と思っていたけど、若いからどうやらなめられたよう。
(会社自体は一応はちゃんとしたところ。担当が多分よくなかったかと)
よく考えれば、大学生になる時の引っ越し(引き払い)、会社の寮への引っ越し・・・全部親が主流でやっていたような。
そして、年間で結構な給料をもらっているのに引っ越し費用などがすごくかかったと憤慨?している。
親がずっと出していたからな~。
「少しは親が必死で出していたのわかった?」というと唸っていた。
まだまだだな。
私の事をケチ子と呼んだのを反省する日も来るだろう。
何事も経験だ。
ああ、楽になったと思うのは、責任がなくなったのも大きいなと思った。
欲しいものが、多少は金額は気にするけど、半年も悩んで買ったりすることはなくなった。
私自身、自由になるのもある。
もしかすると今が人生で一番楽なのかも。
今一番厄介なのは、朝の一番忙しい時間におとーさんに「猫草」をもらってゲロするコブちゃんかもな。

移動しながらゲロるし・・・。
