
母は母の叔母からお金をもらっていたのもあるし60代前半で父が亡くなった事でその保険などのこともあり、結構裕福な老人だと思う。
物に執着はしないので、家財はあんまりないけど食べる事や自分の健康などについては貪欲。
しんどいことは大嫌いで、楽しい事は大好き。
持っているお金は自分が動けなくなった時のためと葬儀代以外全部使っちゃうわよと言っている。
使ってちょーだいと思う。
母のいう事にも一理ある。
やっと義母の事が終わる。
お金がないのと言いながら、税金の申請をしないと駄目だという事は決してそうではなかったという事。
ただ、土地家屋が入っているが80歳過ぎの一人暮らしだとしてはかなり贅沢をしても大丈夫な金額だった。
本当に母の言う通りお金を持ったままあの世には行けない。
今、残っている10本ぐらいある傘(これは多分買った物ではないだろう)も持っていけないし、この世でも10本も一度にさせない。
でも、義母が私の母のようになることは絶対になかっただろう。
何が楽しみなのか?きっとこの人はなんでも貯める事だったんだろう。
銀行でいろいろと話をしていたら今話題の新NISAを勧められた。
おとーさんは最初、俺は関心がないと言いながら、銀行員の巧みな話術に引き込まれていた。
とりあえず今の時点での利率のいい定期に全部した。
少しよく検討してみることに。
その時の銀行の人の話で印象に残っているのは
「これだけあっても世界一周クルージングを夫婦でしたら全部なくなりますよ」と。
しないし・・・と心の中で思う。
ただ、リフォームか新築かと考えていた時にたまたま入ったところで
「お金は残しておいて、お二人で旅行でも行かれた方がいいですよ」と同年代の男性が勧めてくれたのを思い出す。
その前に住宅展示場を半分興味本位で見に行ったんだけど、そこの人がローンの試算を出してくれたが・・・。
なんと80歳以上まで続くローンだった。
お・・・おそろしい。
これから病気だってするだろうし、現におとーさんは3か月に1回は検診に行っている。
とりあえずよく考えることに。
そこまで欲しい物もないし、行きたいところもない。
ああ、でも空気清浄機は買おうと思っているんだな。
花粉が飛ぶ前に。
なかなか義理の親の事なので難しかった。
もうあとは申請におとーさんか義妹が行くだけだなと作成した書類をそろえて用意していたんだが、義妹から電話がかかってきた。
実は、相続するときに土地と家屋はおとーさんで義母が保有していた株は義妹にという事になった。
こっちの土地家屋は司法書士に頼んだしその書類などをそろえるのは私が全部したので早く終わったけど、株の名義変更が義妹にとってはかなり厄介だったらしく結構長くかかっている。
その中で今期の配当金が相続に入るのか?と聞かれる。
これは、入らないが正解。
もし、昨年義母が亡くなる前に受け取ってない金額があればそれは入る。
今からまだ2つある信託銀行の名義変更をしないと駄目なのと言っていた。
まだこっち終わってなかったのね。
今回で思ったのは彼女はうちのおとーさんよりは全然ましだけど書類などを読んだり作成はそこまで得意じゃないみたい。
人それぞれ得手不得手はあるものだ。
最初からいろいろと書類などの件に関して相談にのってあげればと思ったけど、私が相続するのではないしなと口を出せなかった。
とりあえず期限が今年の6月まであるし。
義理の姉妹となってからもう長いけど、こんなに仲良くなったのは初めてかもしれない。
もっと仲が良ければ、最初から相談にのれていたのになと思うけど、今までだってちゃんと親族としてのお付き合いがあり、それなりに仲は良かったとは思う。
でも自分の実の妹のようにはやっぱり無理だった。
ただ、うちの妹は「おねえちゃん、おねえちゃん」と頼りすぎて言いすぎるので別の意味で厄介だが。
本当は、うちのおとーさんがもっと頼りになったら良かったんだけど、まったく期待は出来ない。
ああ、それももう終わるね。
このあとは初盆や3回忌の事を考えることにしよう。
それと家じまいを。
世界一周クルーズにはいかないけど、奈良には行こうと言っている。
昨日、ケンミンショーで「奈良には何もない」とやっていたけど、そんな事はないよ。
まずは法隆寺かな。
コブちゃんが落ち着いたので、行けるかもしれない。

嘘のようにおとなしくなったわけは・・・もうちょっとしてから書こうかと。
ただ、多分義母の件がほぼ終わりになったからかもしれない。