退屈しないように シニアの暮らし

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さて何をしようか

いい考え(2009,2)より

2013-04-05 10:54:03 | 韓で遊ぶ
希望のウイルス
キムホンシン 小説家

垂れ幕全盛時代だと思うほどにいたるところに各種各様の垂れ幕がかかっている。「祝、某氏息子の誰それがホーククレーインを買いました」と言う田舎の垂れ幕から、父親の息子に対する愛を感じて笑い出してしまった。生え抜きとして顔を知られた父親が地方の生活を終えて帰ってくる息子に仕事をくれと内々に宣伝している父親の情をどうして美しくないと言えるのか。
忠清道のある検察支庁の庁舎の入り口に一枚の垂れ幕が低くかけられ「祝、某氏の娘誰それ、司法試験合格」と書かれていた。
最近になってよく見るようになったこのような垂れ幕はほとんど司法、行政、外交の試験に合格か、でなければ公認会計士合格を祝うものとして出身校や出身地域が出すものだ。しかし、検察支庁の入り口にそのような垂れ幕がかかっているのが不思議に見え、その事情を訊ねてみたら、支庁に長らく勤務している運転手の娘が司法試験に合格したと言うことだった。だから、支庁の職員たちが垂れ幕をかけて支庁長は花束を家に送ったということだった。
検察の地位の高い人の娘ならば支庁の入り口に垂れ幕をかける事はなかっただろう。私はその事情を聞いて気分がよくなり、職員たちを褒め称えないではいられなかった。その垂れ幕は司法試験に合格した娘を誇りに思うと言うよりはその父の苦労を慰労して父を誇りに思うと言う、本当に暖かい激励だった。職場で死体を扱う仕事を任された運転主の切ない子供に対する愛とその家庭の睦ましい笑みがひとりでに想像された。
このような暖かい激励が私たち民族のDNAだと考える。泰安の海が油で汚染されたとき123万人もの韓国人がタオルを持って駆けつけ美しい海にしたではないか。世の中にめったに見ない珍風景であり大韓民国の希望のウイルスがうれしくも良い事例だと思う。
日本のりんごの産地である青森を台風が襲いりんご農家をめちゃくちゃにした。しかし、ある農夫は落ちなかったりんごを一つずつ包装して「入試生諸君、台風にも落ちなかったりんごです」と書いてはって爆発的に売れたと言う。絶望と挫折と苦痛とつらさと悲しみの中で希望の綱を離さなかった人を世の中が歓迎しないわけがない。
皆の暮らしが大変だという。上水道施設が発展する前はポンプで地下水をくみ上げた。その時一杯の迎え水を入れることでくみ上げることができた。こんな時であればある程私たちが互いに向かえ水にならなければならないのではないか
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久しぶりのアップです

2013-04-05 10:53:17 | 韓で遊ぶ
韓国語講座、NHKラジオ「レベルアップハングル」を聞いていたのですが
ハンガンの「菜食主義者」と言う本を題材にして学習するものでした。
それを聞いてい、全部読んで見たいと思ったのが間違い
日本語にも翻訳されておりそれを読んでみて
韓国語と言うより韓国の風習がいやになりしばらく韓国語を訳す気力がなくなりました
ここに書くのもいやなくらいなので、書きませんが、どんなものか興味のある人は読んでみて下さい。
そういえば、韓国には犬を食べる風習があってい、このいい考えの中にも逃げた犬が主人に呼ばれて帰ってくるという話がありました。それを訳してちょっといやな気分になったところに「菜食主義者」の内容はガツンと来ました
また少しずつ復活です
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