小さくて簡単なことから実行すること「私はいつも実行力が足りません。セルフマーケティングをしなさい、その始めは自信感で始めるとおっしゃいましたが、私は実行力が足りず自信感がなくなることもあります。そういう時に、実行力を高め自信感を高揚させる方法はあるのでしょうか」
「私はいつも3日坊主で気まぐれがひどく、これから成功するか心配です。ある時は、何ひとつ一貫性を持って成すものがなくて、とても憂鬱です。留学するか。創業するか。職場での生活をどこまで続けるのか。心の気まぐれがひどくてつらいです。どうしなければならないでようか」
私の講義を聞いた若者の中の多くの人は、このような悩みを私に送ってくる。
若者は実行力が足りないことが自分に限定されたことと錯覚している。この世の中の大部分の人は皆、実行力が不足している。ただすごい実行力を発揮し、偉大なことを成す人がいる。この人たちは人生を治めることを通して、実行力の習慣を会得した人たちだ。しかし若い人の実行力の不足は当然なことと思う。計画を立て実行できなかったと自信感を無くす必要はない。実行力が足りない理由は簡単だ。実行のエネルギーとして作用する熱望が弱いからだ。何を成そうとしているのか、これが心に、実行の放棄よりも強い魅力を与える時、つらくても実行することになる。実行ができなかったと過去に執着して後悔だけするならば、これもまた習慣になる。小さなことから、簡単なことから一つずつ実行していく習慣を育てればいいのだ。
人生は学校だ。人生を通して知恵を得て人生の方式を会得することになる。知識を得るために学校へ行くが、もっと大きな学校は私達の生活だ。生活しながら悟りがある時に学ぶのだ。私は人生という学校で「気まぐれは若い人の特権である」という事実を学んだ。学者になろうか。事業家になろうか。職場での生活を通してCEOになろうか。私の付き合っている異性の友が一生の配偶者として合っているのか。私も若い時には多くの葛藤と気まぐれの心で混乱した。しかし、人生という学校が、若い時にだけ与えてくれる特権が、気まぐれだということを悟った。気まぐれな心のせいでつらいならば、それもまた良くやっていることだ。自身を節制しようという枠のなかに、よく管理できる方法を共に会得したら良いのだ。若い頃の失敗と気まぐれは後で大きな力になる。もちろん、できるならば一貫性のある熱望する目標を持ち、将来に向かって精進するのがいい。だが、簡単に上手くいかなくて後悔して自分をいやになる必要は無い。
気まぐれのせいで傷ついたなら、涙を我慢せずワンワン泣きなさい。しかし、気まぐれは若い人の特権であることを心に刻み、新しい希望を持たなければならない。私達の心も、励ましと慰めと自信感を与える時、傷が癒えて堅固になる。こんな感情でつらいならば学びの過程にいるのだから良くやっているのだ。
