馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

渋谷のナンパ。

2016-08-06 17:16:06 | 日記

 

 

6月5日(金)

渋谷スクランブル交差点に着いたのは18時。

いつもより遅い。

陽射しは強く、交差点をすれ違う人群れが

熱気を充満させ騒音と排気ガスが更に交差点を覆う。

急ぎ足で道玄坂を上がるが、若い男女を追い越しすり抜けるのは

容易ではない。

 道玄坂

ふと、思い出した。

49年前のことだろう。

道玄坂の夕暮れを彼女と歩いていた。

今日のように歩道は若い男女で溢れていた。

 

突然、彼女が若い男と話している。

私が振り向くと、男は人込みに消えた。

「何の話」?

「道を聞かれたの」

いわゆる、ナンパである。

 

今でも、そんな野暮ったいナンパの仕方があるのだろうか?

 

山手通りに近づくと人通りは少なくなった。

道沿いの窓ガラスにリアルな猫のポスターがある。

窓ガラスに顔を向けると猫の目が動いた。

ポスターではなく、生きた猫だった。

18時半 介護病院に着いた。

弟は来ていた。

お袋は私を見上げ

「ありがとう、ありがとう」かすれ声で繰り返した。

 

2週間ほど空きベッドだった

真向いのベッドには、しゃべることがない老女いた。

 

 20時 介護病院を出て道玄坂を下った。

21時 居酒屋で強い炭酸の焼酎ハイボールを一気に飲んだ。

 

胃袋が泡立ったようだ。