８月１９日（金）
渋谷駅に降りたのは１８時を過ぎていた。
渋谷スクランブル交差点を渡り
センター街を抜け
松濤邸宅街を急ぎ足で通る。
松濤邸宅街
屋敷の木々から蝉時雨だが
朝から鳴き続けたのか
鳴き疲れで鳴き声が弱い。
１８時４０分 介護病院に着いた。
弟は既にいた。
明日 ８月２０日はお袋の９２歳の誕生日。
９３歳になると私は勘違いしていた。
廊下に 誕生日の祝う写真があった。
お袋には、８歳のひ孫が亡くなったことは知らせない。
診療所の老先生が言った。
「遺漏で延命処置をすることは、果たして
ご本人、家族にとって良いことなのか疑問だね？
お袋のように計算ドリルもできて
頭脳は認知もあるが、記憶、会話もできる。
でも、死んでしまったら元には戻れない。
表情、笑い声、涙は２度と見ることできない。
互いに辛いが生きて欲しい。
８月１９日（金）
１０時 錦糸町駅下りた。
国道を渡って店前に立つ。
シャッターが下りている。
張り紙に 改装工事の為、休業。
お盆に改装は、常連客相手には迷惑かけず
最もだ。
しかし困った。
仕方ない。
駅前 ロータリー横の魚屋を覗く。
店名 魚錦
夏の陽射しが魚介類のガラスケースに
真正面から当たり、魚売り場としては良くない。
マグロブツを３００グラム買った。
代金税込み８１０円
魚寅と同額だが、既に溶け出している。
ワサビも一袋。
魚寅だと１００ｇに一つ付く。
人気店の近くには、必ず似たような店がある。
長い行列で待つラーメン店、居酒屋、レストラン
待ち切れず、似た店に入るとがっくりする。
錦糸町から、両国橋まで照りつける陽射し受けて
３．５キロの道を歩く。
申し訳程度の氷を入れてくれた。
人気店の近くには、なぜレベルの低い店があるのだろう。
人気店を凌駕するような店ができないのだろうか？
経営者のせこさが不愉快。