馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

介護病院の感情労働。

2018-04-29 15:55:33 | 日記

4月27日(金)

18時 弟の車に乗り、松濤の介護病院に着いた。

3階の病室に車椅子に腰掛け

お袋は計算ドリルをしている。

1年前からは、小学生低学年の足し算も

数字が合っていない。

書いているだけ。

こちらを見上げるが、既に息子であることは

判らないようだ。

「寝かしてくれ、寝かしてくれ」と繰り返す。

病室は4人部屋だが、他の婦人はベッドで

蚊の息で目を閉じ動かない。

 

弟が言った。

対面のベッドの婦人はいなくなり

新しい方が入った。

窓際の106歳の方もいなくなり

直ぐに別の方が入った。

介護病院では、死去とはけして言わない。

入院する方、いなくなる方の出入りは

日常の出来事だが

看護師、介護士の入れ替わりも頻繁だ。

 

人間の末期を介護する仕事は、心身に

どのようなストレスをもたらすのだろうか?

感情労働は過酷だ。

午後7時半

帰途の道玄坂は、連休前なのか

人通りは少ない。

道玄坂