今回の見出し画像は、
ちょうど去年の今頃、幼虫を拉致し、
羽化させたイシガケチョウ。
本文とは『全く関係ない』とは言えない。
生まれて初めて蝶の幼虫を拉致って、
羽化したのが、このイシガケチョウ。
初めてのことなのに、
それが幸運にも上手く行って、
ちゃんと羽化出来たもんだから、
今回、蛾の幼虫の拉致なんて無謀なことに、
手を染めてしまった・・・と思っている。
そして、ぶら下がりタイプの蛹との違い、
成虫で冬を越すイシガケチョウとの違い、
話には聞いていた寄生蜂、
そんなこんなを、
まざまざと見せつけられて、色々と不安で、
少しオロオロしてしてる。
今回は(も?)芋虫やら蛹やら、
そんな写真ばっかりデス。
お嫌いな方は、パスして下さいませ。
まずは、コスズメたち。
左が、9月29日に蛹化開始のニーチャン。
右が、10月2日に蛹化を始めたものの、
なかなか蛹にならず、
ヤキモキさせられたサン。
サンの方が、ニーチャンより大きい。
幼虫時のムチムチボディそのまんま。(笑)
蛹化開始から、
ニーチャンは今日で18日目、
サンが15日目だ。
蛹になって、2週間程で、
羽化するだろうと思っていたけれど、
一向にその気配がない。
このコスズメたちが我が家にやって来た頃、
まだ福岡は30℃超えの日々が続いていて、
秋と言う感覚ではなかった。
てっきり、サクッと羽化すると思っていた。
でも、ネットで色々見ていたら、
秋に蛹になったコスズメは、
そのまま冬を越す、と・・・
いくら福岡が暑くても、
世間一般、9月の終わりは秋よね~。
そっか、そっか~、
君たちは、このまま冬ごもりするんだ。
ならば、冬ごもりの準備をせねば!
このまんま、暖かい室内に置いていて、
真冬に羽化したりしたら大変!
テッシュペーパーのベッドに入れて・・・
羽化した時にすぐに登れるよう、
枝の根元に置き・・・
テッシュペーパーのお布団を、
ふわっと掛けて・・・
白い容器には、乾燥防止の水。
テッシュ突っ込んでヒタヒタ状態。
そして、段ボール箱に入れて、
ベランダの物置の中へ。
本来、土に潜って蛹になるコスズメ。
それを、テッシュペーパーの中で、
蛹化させてしまった。
そのコスズメの蛹たちを越冬させるのが、
こんなやり方でいいのだろうか?
蛾の幼虫を初めて拉致って来た私には、
よく分からない。
一応、経験者の方々が書かれたものは、
目を通して見たけれど・・・
ただ、まだしばらくは、
今季中の羽化の可能性もあるので、
目が離せないけどね。
さて、ここからは、新入りさん。
月曜日の夕方、
マンションの外壁で青虫を発見!
ナミアゲハの幼虫だ。
蛹になる場所を探しているのだろう。
この日は、何もせず見送った。
翌々日の水曜日、
月曜に青虫を見かけた場所から、
少し離れた所で、蛹になっていた。
ここで、また、色々と考えた。
こんな建物の外壁で、
蛹になっている蝶は散々見て来た。
でも、ある日突然姿が消えたり、
半分だけの無残な姿になっていたり、
春になっても、夏になっても羽化せず、
そのまんま干からびていたり。
ちゃんと羽化したね、ってのには、
ほとんど、お目にかかっていない。
『このナミアゲハの蛹、
無事に羽化出来るだろうか?』
そう思ったら、拉致るしかないっしょ!
このナミアゲハの蛹は、
今季中に羽化するのだろうか?
ここでまた、ネットのお世話に・・・
ナミアゲハは、緑色系と茶色系の蛹。
茶色系で、オレンジ色が出ている蛹は、
高確率で越冬組。
ふ~ん、そっか~、
君も冬ごもりするのか~。
蛹ポケットに入れ・・・
羽化した時用の足場をセット。
そして、コスズメたち同様、
段ボール箱に入れてベランダの物置へ。
私のやり方が、
正しいのかどうかは分からない。
もし『ソレはマズイよ』
と、思われるコトがあったら、
教えて頂きたい。
私はただただ、
この子たちが無事に羽化出来ることを、
願っているだけ・・・