おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

コスズメたち & 新入りさん、冬ごもりへ

2021年10月17日 13時33分20秒 | 虫さん
今回の見出し画像は、
ちょうど去年の今頃、幼虫を拉致し、
羽化させたイシガケチョウ
本文とは『全く関係ない』とは言えない。

生まれて初めて蝶の幼虫を拉致って、
羽化したのが、このイシガケチョウ
初めてのことなのに、
それが幸運にも上手く行って、
ちゃんと羽化出来たもんだから、
今回、蛾の幼虫の拉致なんて無謀なことに、
手を染めてしまった・・・と思っている。

そして、ぶら下がりタイプの蛹との違い、
成虫で冬を越すイシガケチョウとの違い、
話には聞いていた寄生蜂、
そんなこんなを、
まざまざと見せつけられて、色々と不安で、
少しオロオロしてしてる。




今回は(も?)芋虫やら蛹やら、
そんな写真ばっかりデス。
お嫌いな方は、パスして下さいませ。




まずは、コスズメたち。



左が、9月29日に蛹化開始のニーチャン
右が、10月2日に蛹化を始めたものの、
なかなか蛹にならず、
ヤキモキさせられたサン
サンの方が、ニーチャンより大きい。
幼虫時のムチムチボディそのまんま。(笑)

蛹化開始から、
ニーチャンは今日で18日目、
サンが15日目だ。
蛹になって、2週間程で、
羽化するだろうと思っていたけれど、
一向にその気配がない。

このコスズメたちが我が家にやって来た頃、
まだ福岡は30℃超えの日々が続いていて、
秋と言う感覚ではなかった。
てっきり、サクッと羽化すると思っていた。
でも、ネットで色々見ていたら、
秋に蛹になったコスズメは、
そのまま冬を越す、と・・・
いくら福岡が暑くても、
世間一般、9月の終わりは秋よね~。
そっか、そっか~、
君たちは、このまま冬ごもりするんだ。

ならば、冬ごもりの準備をせねば!
このまんま、暖かい室内に置いていて、
真冬に羽化したりしたら大変!




テッシュペーパーのベッドに入れて・・・




羽化した時にすぐに登れるよう、
枝の根元に置き・・・



テッシュペーパーのお布団を、
ふわっと掛けて・・・



白い容器には、乾燥防止の水。
テッシュ突っ込んでヒタヒタ状態。
そして、段ボール箱に入れて、
ベランダの物置の中へ。

本来、土に潜って蛹になるコスズメ
それを、テッシュペーパーの中で、
蛹化させてしまった。
そのコスズメの蛹たちを越冬させるのが、
こんなやり方でいいのだろうか?
蛾の幼虫を初めて拉致って来た私には、
よく分からない。
一応、経験者の方々が書かれたものは、
目を通して見たけれど・・・

ただ、まだしばらくは、
今季中の羽化の可能性もあるので、
目が離せないけどね。




さて、ここからは、新入りさん。




月曜日の夕方、
マンションの外壁で青虫を発見!




ナミアゲハの幼虫だ。
蛹になる場所を探しているのだろう。
この日は、何もせず見送った。

翌々日の水曜日、
月曜に青虫を見かけた場所から、
少し離れた所で、蛹になっていた。

ここで、また、色々と考えた。

こんな建物の外壁で、
蛹になっている蝶は散々見て来た。
でも、ある日突然姿が消えたり、
半分だけの無残な姿になっていたり、
春になっても、夏になっても羽化せず、
そのまんま干からびていたり。
ちゃんと羽化したね、ってのには、
ほとんど、お目にかかっていない。

『このナミアゲハの蛹、
  無事に羽化出来るだろうか?』

そう思ったら、拉致るしかないっしょ!




このナミアゲハの蛹は、
今季中に羽化するのだろうか?
ここでまた、ネットのお世話に・・・




ナミアゲハは、緑色系と茶色系の蛹。
茶色系で、オレンジ色が出ている蛹は、
高確率で越冬組。

ふ~ん、そっか~、
君も冬ごもりするのか~。




蛹ポケットに入れ・・・



羽化した時用の足場をセット。



そして、コスズメたち同様、
段ボール箱に入れてベランダの物置へ。





私のやり方が、
正しいのかどうかは分からない。
もし『ソレはマズイよ』
と、思われるコトがあったら、
教えて頂きたい。
私はただただ、
この子たちが無事に羽化出来ることを、
願っているだけ・・・