鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。
今日は、先週とうって変わって、
ポカポカと暖かい。
当然、お昼休みにはちょこっと散歩へ。
今日の目的は、
秋のキタテハ祭りのメインイベント、
の、つもりだった。
もちろん、
キタテハはたくさん飛んでいたけれど、
白っぽいシジミ蝶が飛んでいるのを、
見つけてしまったもんだから、
もう、目はそっちに釘付け。
あれは、もしや・・・と思ったら、
確認せずにはいられない。
やっぱり、ヤクシマルリシジミだった!
夏からず~っと探していて、
でも、全然逢えなくて、
今年は、もう逢えないんだろうな~と、
半ばあきらめていたのに・・・
何故に今頃?とは思うけれど、
ま~、逢えたんだからいっか~!
ちっちゃなカスミカメムシたちと、
仲良く吸蜜。
本日も、青芋虫ほぼ100%
お嫌いな方は、
ご覧にならない方がいいと思います。
昨日の記事で、
保護したナガサキアゲハの中齢幼虫が、
終齢幼虫になったところまでお伝えした。
あとは蛹になるまでは特に何事もなく、
ばあやは、ご飯の用意に勤しむだけ!
の、はずだったのだけれど・・・
またしても『幼虫あるある』発動!
木曜日の朝、
終齢になり俄然食欲が出た幼虫のために、
夏みかんの葉っぱを調達に行った。
美味しそうな(?)葉っぱを物色していたら、
やたらかじられた葉っぱが・・・
頭より高い所なので、
見上げるしかなかったけれど・・・
このシルエットが、気になる~!
枝を引き寄せて見たら、やっぱり!
またもやナガサキアゲハの中齢幼虫。
あ~またやっちゃった『幼虫あるある』
幼虫のための餌を採りに行って、
新たな幼虫を見つけてしまうと言う、
虫好きの間では良く聞く話。
コスズメの幼虫の時と、
まったく同じパターンだ。
もう、1頭も2頭も変わりはないっ!と、
保護することを即決したのだけれど・・・
なんとその後、続けざまに2頭発見!
結局この日、
合計3頭のナガサキアゲハの幼虫を保護。
自宅に連れ帰って、先輩とご対面。
お母さん蝶の産卵シーンを眺めていると、
同じ樹のあっちこっちに、
チョコンチョコンと卵を産み付けている。
だからたぶん、この4頭の幼虫たちは、
兄弟姉妹だろうと思う。
名前は・・・ 1号~4号でいっか・・・
ん~、それじゃあ、あんまりかな?
最初の子は、先輩。
シルエットで見つけた子は、影。
影と同じくらいの大きさの子は、
影の反対で、光。
1番ちっちゃい子は、チビ。
本当は、あまり名前は付けたくない。
どのみち手放すのだし、
途中でなんかあったら、悲しいから・・・
ともかくこれで、
ばあやは、益々忙しくなった。
まあ、自分で招いた状況だから仕方ない。
金曜日、帰宅して飼育ケースを確認。
あら~、ウ〇チがいっぱ~い!
ちゃんと食べてる証拠だね。
まずは、ケースの掃除と、
側面に張り付いているチビ以外を、
外に取り出している時、なんか違和感が・・・
影が、終齢幼虫になってる~!
脱皮殻は見当たらなかったけれど、
小さいながらも立派なヘルメットが!
あんな雨ざらしの所にいたのに、
よく頑張ったね~。
とりあえずは、
蝶へとまた一歩前進したんだから、
おめでとう!
ばあやも、そんな君たちを応援すべく、
買い物して来たよ~、100均で・・・(笑)
生花用のオアシス。
オアシスは商品名かな?
正式名称は、フローラルフォーム ?
生花用吸水スポンジだ。
これで、葉っぱの安定感バッチリ。
まさか、4頭になるなんて、
思ってなかったもんね。
次に終齢になるのは、光の番だね。
チビは、2.5cmほどしかなく、
壁面に張り付いたまんま。
クネクネと動いてはいるのだけれど・・・
葉っぱの方へ、
強制移動させた方がいいのだろうか?
先輩は、もう触っても怒らない。
私に懐いた?
ま~そんなことは、ないだろ~と思うけれど・・・
本日は青芋虫100%
お嫌いな方は、即刻退避下さいませ!
動画までありますから~(笑)
まず最初は、
10月の終わり頃に見つけた、
3頭のナガサキアゲハの幼虫たち。
ご近所の慣れた方に託したのだけれど、
その経過報告が・・・
あの時すでに終齢だった子は、
数日前に蛹になったそうだ。
ただ、糸掛けに失敗して、
宙ぶらりんになっちゃったので、
ビーカーの中に・・・(笑)
中齢だった子も、
小さいながらも終齢になり、
そして蛹になる準備を始めたらしい。
1番ちっちゃかった若齢幼虫は、
駄目だった・・・ とのこと。
あの子たちは、
慣れた方に託したのだから、
私が心配することはなにもない。
それなのに~~~!
先週の初め、
ナガサキアゲハの幼虫2頭を見つけていた。
終齢幼虫は、
寄生バエに卵を産み付けられていた。
翌日、どうしているだろ~?と、
探したけれど、見当たらなかった。
蛹になるべく移動したのだろうか?
寄生バエの卵が孵化する前に、
最終脱皮を済ませてしまえば、
助かる可能性もあるのかも知れない。
中齢幼虫の方は、
前日と同じ葉っぱの上でじっとしていた。
そして、その翌日も、そのまた翌日も、
同じ葉っぱの上にいた。
その葉っぱには、
幼虫にかじられた痕跡がない。
この子、全然食べてない?
と不安になった。
そして、土日を挟んで今週の月曜日。
急激に冷え込み、冷たい雨も降り始めた。
さすがにあの子、駄目かも・・・
そう思いつつも、見に行った。
やっぱり同じ葉っぱの上。
極小のハエが、その体に止まっていた。
ああ、やっぱり駄目だったか~と、
そのハエを指で払ったら、
オレンジ色の臭角を出して威嚇した。
この子、まだ生きてる!
もうこの子、保護するしかないっしょ!
夏みかんの新芽の部分を引きちぎり、
それに乗っけて連れて来た。
この子が動くの、初めて見たかも~(笑)
自宅に連れ帰ったら、ウ〇チを数個。
ちゃんと食べてくれたようだ。
でもその後、また動かなくなり、
飼育ケースに貼り付いた状態が続いた。
翌、火曜日の朝、
ケースの中を覗いたら・・・
蓋を外した際の衝撃が、
お気に召さなかったのか、
臭角をピロピロピロ~ン。
帰宅後も、張り付いたまんまだった。
それが、水曜日の夕方まで続いた。
水曜日の夕方、たまたま見ている時、
ケースに貼り付いた状態から、
上半身を大きくのけぞらせ、
クネクネと左右に振り出した。
私は、蝶の幼虫が脱皮をする瞬間は、
今まで見たことがなかったので、
その動きがまるで断末魔のように見え、
このまんま落っこちて、
死んでしまうんじゃないか?
と、ドキッとした。
食い入るように見ていたら、
薄皮状のものがシワシワと・・・
ああ、脱皮しているんだ~!
見入ってしまって、
動画撮るのも忘れてしまっていた。
脱皮直後。
まだ脱皮殻が、お尻の所にくっついている。
ちっちゃいけれど、終齢になれたね。
まだ目玉模様はハッキリとはしていない。
さ~、これからいっぱい食べて、
もっと大きくならなきゃね!
君は、蛹になったら、
来年の春までは寝るんだろうから、
その分も蓄えなきゃ!
脱皮後は、また張り付いたまんま、
ぼ~っとしていた。
翌朝見たら・・・
ムッシャムッシャと食べていた。
目玉模様もハッキリして、
うん、終齢らしくなった。
ばあや、ご飯の調達、頑張るからね~!
先週の福岡は、
まだ20℃前後まで最高気温は上がって、
陽射しも申し分なく、
ポカポカと暖かい日が続いていた。
南方系の蝶、クロマダラソテツシジミも、
元気に飛び回って・・・
ポカポカ陽気の中で、
のんびり日向ぼっこしていた。
それが、立冬を過ぎ、今週に入って一転、
最高気温が15℃を切り、
冷たい雨が降る日々。
昨日のお昼休み、雨は止んでいたので、
蝶たちの様子を見に行った。
でも、全く飛んでいない。
ヒメアカタテハが1頭だけ、
目の前を横切ったのみ。
あんなにいたキタテハもいない。
みんな、どこに身を潜めているのだろう?
いつもちっこい蝶たちがいる所、
駐車場の隅っこ、
まだ青々としたヤブガラシや、
枯れ果てた露草が茂る辺りを、
目を凝らして見ていたら・・・
クロマダラソテツシジミ、見っけ~!
寒そうに身を縮めてじっとしていた。
少し離れた所に、もう1頭。
この子は低温期型で、
全体に模様がぼんやりとしている。
低温期型だからと言って、
寒さに強いって訳じゃないんだろう。
いきなり寒くなって、可哀そうに・・・
もしこの子が、
5年も10年も生きる生物だったら・・・
絶対、連れ帰りたくなる可愛さ!
でもそうじゃない儚い命。
そしてそれは、
自然の中にあってこそ美しい。
ああ、でも、この子・・・
こんな所に飛んで行っちゃって・・・
「たまには真っ赤な車でドライブしたいの~!」
ヤマトシジミも、震えていた。
寒いね~。
仕事場のそばの空き地、
ケイトウも盛りを過ぎたようだけれど、
それでもまだ集客率は高い。
1番のお客様は・・・
キタテハ!
モンシロチョウも上得意。
そして・・・
まだまだお盛ん・・・(笑)
アゲハ蝶たちは、
姿を消してしまったけれど・・・
アカタテハやヒメアカタテハなど、
タテハ蝶たちは、まだまだ健在。
今のうちに栄養を蓄えて、
冬に備えなきゃいけないもんね。
お昼休みにケイトウのそばへ行ってみた。
やっぱりキタテハ!(笑)
ケイトウの茎を持っても、
意に介しないキタテハ。
おかげで綺麗に撮れたよ!
ここでふと・・・
こんなにも動じないキタテハならば、
もしかしたら、遊んでくれるかも~!?
すんなりと手に載って来る~!
なんてフレンドリーな・・・(笑)
今年の秋のキタテハ祭りの、
素敵なオープニングイベント。