ついこないだ、我が家に光がやってきました。驚くほどの変化ではありませんが、それでも動画がストレスなく見られるようになりましたから、変化はあったんでしょう。
ADSL が我が家にやってきたのは2004年1月のことでした。当時の契約の資料をひっくり返してみると、24M接続で 月2600円だったらしい。無線LAN ルーター付モデムのレンタルに900円払いましたから、都合3500円を7年間払った計算になります。月々はそんなに大きな金額ではないにせよ、年42000円。7年間を掛けると…。うーーっ、恐ろしくて計算ができません。掛け算をしたら当然大きな金額にはなるのですが、その金額に見合うだけの値打ちある情報を得たのかなと思うともう一段階怖い。携帯電話でもなんでもそうなのですが、今まで払った金額を累積して計算してみましょう。きっと体が震えてくるはずです。会社は、月々の金額が手頃でずっと払い続けてくれるというのが狙いですからねぇ。
と ころで、ADSLを契約した頃のパンフレットを見ると12M接続なら2400円(つまりうちのより200円安い)、10Mなら2200円(同400円安 い)という選択肢もあったわけです。10Mを選択したら年4800円安くつくわけですから、7年だと…うーーーっ、目が回ってきます。幹線距離と通信速度の関係図を冷静に読めば、我が家は3つのコースの差がぐっと縮まるあたりにあるわけで、もしかしたら実際の速度はどのコースを選んでもほとんど変化がな かったのかもしれません。でもダイヤルアップしか経験がない者からすれば、「速度命」になってしまっていますから、少しでも早くと思ってしまうんでしょ うね。これはプロパイダ側の宣伝が上手いのか、なかなか10Mを選ぶ勇気のある人はないと思います。
意図的にネットに接続する時代と、当然接続されていて、つながらないとすればなんかの不具合である時代と。ご主人さまも息子たちもADSL時代以降のコンピュータ利用者ですから、スタンドアローンのコンピュータが意識の中にはありません。
ADSL のサービスの前はダイヤルアップでしたが、それがいつからなのかはっきりしません。20世紀であったことは確かなのです。1998年くらいだったのでしょ うか。利用時間を気にしながらインターネットに接続するなんてことが、もう遠い昔のことのような気がしますが、我が家では10年前はまだそうだったのですね。画面の中で写真一枚が出来上がるのをのんびりと眺めていましたからね。そういやY2K問題って騒ぎになったのももう11年も前のことなんですね。私は 1999年から2000年になるのを、どんなことが起こるのかダイヤルアップでつないだまま見ていましたが、結果的に不具合は何も起こりませんでした。必要なときにわざわざ「接続」する時代は今から思うと結構不便で、特に会社で常時接続の感覚を覚えてしまうと、メールチェックくらいしか自宅で使わなくなってしまいました。まさに速度は麻薬ですね。慣れは怖い。
ダイヤルアップで接続していた頃、まさか、自宅に無線LANが組まれて、複数台のコンピュータが動き、自宅の周りの家庭でも我が家と同じように無線LANの電波が飛 び交っているなんて想像もできませんでした。そして、薄型テレビでもLANを利用してYou Tubeが見られる。You TubeはYou Tube で解像度が上がり、テレビを見ているのと気分が変わらなくなりました。テレビ局もニュースなどをYou Tubeで積極的に流すようになり…。
10年後にこのブログでどんな記事を私は書くのでしょう。
1998年頃?でしたでしょうか、私もダイヤルアップで接続するときに時間を気にした覚えがありますね。
とにかく常時接続になってからネットの感覚は大きく変わりました。
うちは光にしたのは5年ほど前でしたが、今のところに引越してきてからのADSLの基地局が遠くて遅かったので助かったような覚えがあります。
金額的にはプロバイダの接続料金だけでなくケータイのパケホーダイなんかも含めるとネット環境に結構払ってますねぇ。
でも私の場合はギャンブルを(熱心に)やってた頃の収支をキチンと見たらたぶん卒倒するんじゃないでしょうか(笑)
累積すると怖いことになります。煙草を吸わなくなって2年以上経ちましたが、これまで灰にしてきた金額はいくらほどだろうとか、居酒屋でどれくらい払っただろうと考えると目がくらみます。
私たち、並の人間には忘却というすばらしい能力が与えられていることに感謝します。