ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

初めての入院

2011-07-24 12:01:08 | ぶろぐのおけいこ

  この年になって初めて入院を経験しました。梅雨後期の暑さのせいで抵抗力が落ちていたのかもしれません。腸炎にかかって、その最終段階として大腸カメラの検査を医者から命じられました。この病院では大腸カメラでポリープを切除することになったら、経過観察のためにもれなくお泊りがついてくるという仕組みにになっているそうです、今回は三つのポリープを切除したと、病室まで先生が写真を見せにきてくれました。

  大腸カメラもポリープ切除も初めてではありません。これまで2回、人間ドックの結果で大腸検査を命じられカメラを経験しています。1回目に5つ、2回目に1つのポリープを取りました。次回はこの冬に検査の予定だったのですが、腸炎により段取りが狂いました。かつてポリープを取ってもらったクリニックでは入院という仕組みがありません。病院によって、医者によって考え方が違うものですね。

  さて、初めての入院生活は思っていたよりもずっと快適でした。もとより1泊限定、しかも入院決定時にはすべてが終わっていて、いわば様子見ですから悩ましいことは何もありません。喩えていうなら体験入学みたいなものでしょうか。

入れられた部屋は4人部屋で先住民が2人。何もすることがありません。話し相手もありません。夜8時過ぎには眠ってしまいました。よく事件や事故の渦中にある責任者が緊急入院なんてのがありますが、納得しました。ケータイとそのメールを除けば、ここには世間や日常とつながるものは何もありません。また、家事にかかわることはありません。なるほど、休息にはもってこいですね。ちょうどいい。

  いわゆる病院食も夜1度朝1度の経験ですが、何しろ当方は内臓の検査ゆえに前夜の素うどん以降、まる一日何も食べていません(下剤は2Lも飲んだけれど)。おいしくいただきました。他人の入院見舞いで垣間見る病院食は見るだけで患者がかわいそうに思えてくるものですが、当事者を経験するとまるっきり別の感想を持ちました。

  外界の暑さや天候にもまったく無縁です。外で雨が降ろうが矢が降ろうが(降らない、降らない!)、病室は快適です。夜はタオルケットをしっかり被らないと寒かった。ふだん自宅ではこの季節なら朝まで扇風機をかけているものですが、まったく別世界です。相部屋で一番気を使うのは鼾です。眠っている間までは気をつけるったってつけようがありませんからね。でも夜中にふと気づくと二人の先住民も鼾もちでした。安心してまた眠り。

  外界から遮断された、快適な入院生活から日常に引き戻そう引き戻そうとするのはケータイです。もとより体験入学ですから会社にも知らせてはいず、掛けてくる人には責任はないのですが、一気に病室から引きずり出される気分です。ケータイというものがなければもっと快適なんでしょうね。

  翌日午前。釈放となりました。実は、腸炎の場所とポリープの場所はまったく別のところで、腸炎の検査でカメラを入れたら別のところでポリープが三つ見つかったというのが正しいところです。なのに病って気分ですねぇ。無罪で釈放されるとすっかり体が軽くなった気分です。自分の体に悪いところは何一つない気分。足取りも軽く徒歩で帰宅したのでした。

帰ってまず風呂に入りました。快適快適とは言いながら風呂には入っていなかったのでした。それから、およそ2日間「健康的」な病院食2食だけですから、「濃いーもんが食べたい」と思い、息子を連れてトンカツを食べに行きました。

 

おまけ。

夕食の献立。

・カレイのバター焼き(サニーレタス、マカロニ)

・豆腐の卵とじ

・お浸し(しろな)

 

  朝食の献立

・パン食(イチゴミルク味)

・春雨サラダ

・果物

・牛乳

朝食


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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(祝)退院〓 (ini)
2011-07-25 21:12:22
入院とのことで、いったいどうされたのかと心配しましたよ(^^;

問題なくて良かったって言うか、逆に貴重な体験をされたかも?
いつも仕事からの現実逃避で、ずっと寝ていたいなんて言ってる私なんかも一度、体験入院してみればいいんですよね。
そうすれば、退屈過ぎて少々嫌な仕事でも我慢してやるって気になるんじゃないかな(^-^ゞ
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退院の内祝い (きすけぐみ)
2011-07-26 14:24:56
iniさま、いつもありがとうございます。

はい、そんなわけで入院初体験をしました。タイトルが重すぎましたか?
結構時間ばかりいっぱいあって、持ち込んだ小説は検査前の下剤を飲んでいる2時間の間にほとんど読み終わりまして、することがない。だから、今回のブログ原稿は入院中に書いてしまいました。病気や怪我の心配がなくて、たまに入院生活があるとすれば、快適かもしれません(まずそんなことはありませんね)。今度出社したらこうしてああしてというプランを立てているところを思うと、おっしゃるように嫌な仕事もはかどるかも知れません。
でもこの1泊2日、2食付き、温泉なしは結構値が張ったんですよ。
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