ぶろぐのおけいこ

ぶろぐ初心者は書き込んでみたり、消してみたり…と書いて19年目に入りました。今でも一番の読者は私です。

ブログ友の逝去

2010-12-21 11:17:31 | ぶろぐのおけいこ
 ブログを始めて4年半ほどになりました。当時、どのブログがいいのかよくわからないままに、3つも同時に開設してしまいました。早い時期に統合してしまえばよかったのですが、それぞれに訪問してくださる方があって、結局統合しないまま現在に至っています。さらに、仲間内のブログだとかいくつかを管理していますので、各ブログサービスによって、できることできないことの傾向が随分違うという実感をもっています。載せられるファイルが画像のみか、pdfやエクセルファイルまで可能か。予約投稿ができるもの(このブログがそうですね)、パスワードで閲覧者を限定できるもの。かなり細かいアクセス解析が(無料で)できるもの、さまざまですね。どんなに丁寧な解説書を読んでも、この違いは理解できないと思います。実際に使ってみて、「これは便利」とか、「あの機能がこのブログにあればいいのに」と思います。結局、やってみるしかないのです。
 このブログではないのですが、ある大手のブログでは同じブログのユーザーがログイン状態で閲覧にくると記録が残るものがあります。私はこのブログで壁紙画像を載せています。ここにコメントを寄せてくださる方々はすべて同じブログの、しかも自らのブログに写真を掲載している人たちです。同類が集まるというわけですね。コメントを書き込むにしてもログイン状態ならユーザー名を記す必要もありませんし、後から削除も可能。このブログでは、同じブログユーザー同士の仲間意識が強い、逆にいうと同じブログユーザーでなければ仲間に入り込みにくい気がします。その点、gooブログはまったく平等です。自分のブログに書かれたコメントの返事を書くにも、そのたびごとに違う4桁の数字を要求されるのですから。
 前出のブログでは不思議なことに、「しばらくブログを休みます」とか、「里帰りのため、しばらくは○○からのアップになります」という予告が書かれていることがあります。休もうが、別の場所からアップしようが、わざわざ断る必要もなかろうにと思うのですが、どうやらそれだけ、みなさんの結束力が強いらしい。
 ある時から、ブログでの付き合いとはどういうものかと考えるようになりました。顔を見たこともなければ声を聞いたこともない、本名すら知らない人を友人と考えてよいかどうかということです。あるリアル(現実)の友人にこんな問いを投げかけると、彼は、「顔が見えないのは友人じゃないよ」とあっさり答えてくれました。私は肯定も否定もできないままでした。
 さて、その不思議なブログ仲間のうち一人が、ある時ご自分の病気を告白しました。ガンだというのです。もちろん仲間からは、頑張れだのなんのと励ましのコメントがいっぱい。ご本人は、時折、「治療のためしばらく入院します。ブログは休みます」と記事を書いて闘病生活を続けます。退院後に自分の治療方法を解説してりして…。キャンピングカーを駆ってあちらこちらに出かけ、古い町並みや茅葺き屋根の写真を撮って掲載している人でしたが、ガンの発病後も病人とは思えない勢いで撮影と掲載を続けていました。
 「体調が芳しくなく緊急に入院しました 元気になるまでしばらくお休みします」という記事が載ったのが11月3日。例によってズボラな私がその記事に気づいて、「お帰りをお待ちしていまーす。」とコメントを書き込んだ翌日、すなわち11月15日に彼は逝ってしまいました。そして、逝去の記事を載せたのはその方の息子さん。またまた例によってズボラな私がその記事に気づいたのが悲しいことに12月5日。20日も気づかずにいたのです。訃報を知り、私は少し涙しました。
 本名も知らなければ会ったこともない、声を聞いたこともないその人の逝去を悼む気持ち。長い間の自分の疑問、ブログというような場で友達は存在するのかという疑問に私はやっと答えを見つけたように気がしたのです。リアルな知り合いとは違い、住所も勤め先も知りません。香典を持って弔問に訪れることもなければ喪中欠礼のはがきが届くこともないのですが、こういう付き合いもあるのだと、今は思えます。

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2 コメント

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Unknown (まこ)
2010-12-25 22:26:24
こういう付き合いもあると思います。
名前も顔も声もしらなくても お付き合いが
続いたんですから~これもご縁があったんだと思います。
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まこさま、ありがとうございます (きすけぐみ)
2010-12-26 12:05:50
まこさま、コメントをありがとうございます。

こういう付き合いもありという時代なんでしょうねぇ。時代に合わせて柔軟に発想していかなければなりませんね。
返信する

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