釧路は、自然豊かに恵まれた環境であり、一方で石炭採掘でも一大産業を築いてきた都市です。しかし、すでに石炭産業は国際社会の中でも衰退の一途をたどりつつあります。石炭がもたらす気候変動問題や大気汚染問題は世界的にも大きな課題です。先進諸国では脱石炭の動きが加速し、イギリスでは2025年、フランスは2021年、カナダは2030年までに石炭火力発電所をすべて廃止する方針を出しました。そのような中で日本の石炭推進は他国からも大きな批判を受けているところです。 この先、子どもたちにも美しい自然環境や持続可能な社会を残していくために、釧路としてどのような未来像を描いたらよいのでしょうか。本シンポジウムでは、石炭がもたらす様々な影響を考えるとともに、世界で今何が起きているのかを知り、今後私たちがどのような社会を描いていく必要があるのかを考えていきたいと思います。 日時:2020年3月28日(土)13:30~16:30 場所:釧路市生涯学習センター・まなぼっと幣舞 705/706(90名) https://www.kikonet.org/wp/wp-content/uploads/2020/01/manabomap.pdf プログラム: 1.気候の危機は止められるか 科学者からのメッセージ【インターネット中継】 講師:江守 正多(国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室室長) 2.大気汚染と健康影響、特にPM2.5について 講師:嵯峨井 勝(元国立環境研究所・大気影響評価研究チーム・総合研究官) 3.石炭火力発電所をめぐる国内外の動向 講師:桃井 貴子(気候ネットワーク東京事務所長) 4.日本と世界の自然エネルギー動向と釧路の可能性 講師:鈴木 亨(北海道グリーンファンド理事長) 5.パネルディスカッション パネリスト:江守 正多、嵯峨井 勝、桃井 貴子、鈴木 亨 天城 正則(釧路火力発電所考える会) コーディネーター: 野村 卓(北海道教育大学釧路校教授) 主催:釧路火力発電所を考える会 協力:気候ネットワーク、北海道グリーンファンド 後援:環境省北海道環境パートナーシップオフィス 公益財団法人 北海道環境財団 NPO法人北海道市民環境ネットワーク「きたネット」 医療法人道東勤労者医療協会 問い合わせ:釧路火力発電所を考える会(倉賀野) TEL: 090-3893-4671
チラシ:https://www.kikonet.org/wp/wp-content/uploads/2020/01/20200328_kushiro_sympsium.pdf